ドコモ光の最大速度を変更する3つの方法!具体的な手続き方法も紹介!
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ドコモ光の最大通信速度を変更する方法についてまとめています。
「ドコモ光の最大速度が100Mbpsしかない…」「せっかくだからドコモ光の最大速度を1Gbpsにしたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
このページでは、どうしてドコモ光の最大速度が遅くなっているのか、また最大速度はどのように変更しているかを解説していきます。
ドコモ光の最大速度が100Mbpsや200Mbpsになる2つのケース

「そもそもなんで最大1Gbpsになってないの?」と思われる方もいるかもしれませんので、まずはその理由について軽く紹介いきます。
基本的にドコモ光の最大速度が遅くなっているケースは2つです。
- フレッツ光からの乗り換え(転用)で速度がそのまま引き継がれているケース
- (集合住宅の場合)部屋までの配線方法がVDSL配線もしくはLAN配線になっているケース
それぞれの状況について簡単に見ていきます。
ケースA:フレッツ光からの乗り換え(転用)で速度が引き継がれている
1つ目は、フレッツ光の最大速度がそのまま引き継がれているというケースです。
ドコモ光に乗り換える前に利用していたフレッツ光のプランが最大1Gbps(ギガプラン)でなかった場合、ドコモ光でもその速度がそのまま引き継がれます。
例えば、フレッツ光で『ハイスピードタイプ(200Mbps)』や『ファミリータイプ(100Mbps)』といったプランを利用していた場合、ドコモ光の最大速度はその数値のままといった感じです。

ちなみにフレッツ光からの乗り換え時に、ドコモ光スタッフから『最大速度を1Gbpsにアップグレードするかどうか』を聞かれることもあります。
しかし最大1Gbpsに切り替えるとなると、通常無料のフレッツ光乗り換えでも別途工事費が発生してしまうため、切り替えを断ってしまう人が多いです。
仮にまだ契約していない人がいれば、断らずにアップグレードすると良いでしょう。
とはいえ、このケースで最大速度が低下している場合は、切り替え完了後でも簡単に速度変更が出来るため、あまり気にしなくても良いかもしれません。
ケースB:部屋までの配線方式がVDSLもしくはLAN配線になっている
2つ目は、部屋までの配線方式がVDSLもしくはLAN配線になっているケースです。
このパターンは、集合住宅にしか当てはまりませんので、戸建てで最大通信速度を変更したい人はスルーしてもらっても構いません。
「VDSL?LAN配線?」となっている人もいるかもしれませんが、実は集合住宅の光回線は光回線であって光回線でない可能性があります。
まずは以下の図を見てみて下さい。

この図はVDSL方式と呼ばれる配線方式なのですが、画像の通り、マンションには光ファイバーが入っていますが各部屋までは電話線しか通っていません。
つまり、マンションまでは最大1Gbpsの回線が来ていますがマンション内から各部屋までは最大100Mbpsの回線しか来ていないのです。
光ファイバーが最大1Gbps出るのに対して、電話回線は100Mbpsが最大速度です。
同じ様にLAN配線方式は、VDSL方式の電話線部分がLANケーブルになっており、こちらも部屋まで光ファイバーが来ておらず最大速度が100Mbps~200Mbpsになっています。
この2つ目のケースになっている場合は、対策が少し複雑です。
それでは、1つ目2つ目両方のケースにおける解決方法を見ていきましょう。
ドコモ光の最大通信速度を1Gbpsに変更する3つの方法

ドコモ光の最大通信速度を1Gbpsにする方法は3つあります。
ケースAの『フレッツ光の最大速度を引き継いでいる』への対処法が2つ、ケースBの『VDSL配線もしくはLAN配線方式を利用している』への対処法が1つです。
- ドコモ光に連絡して最大1Gbpsに切り替えてもらう
- v6プラス(もしくは同等のサービス)を導入しているプロバイダを契約する
【ケースBへの対策】
- 戸建て用のドコモ光を自分の部屋に導入してもらう
合計3つの解決法についてそれぞれ見ていきます。
ケースAの対策:ドコモ光に連絡して最大速度を1Gbpsにしてもらう
一般的に速度変更はフレッツ光からの乗り換え時に行いますが、乗り換えが終わった後でも変更することはできます。
そのため、1つ目の解決方法はドコモの総合窓口『ドコモインフォメーションセンター』に連絡をして、ドコモ光の最大速度を1Gbpsにする工事を行ってもらう方法です。
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
ドコモの携帯電話から繋げる場合:151
固定電話orその他の携帯電話から繋げる場合:0120-800-000
この手続きをするために『事務手数料2,200円+工事費(2,200円or8,360円)』が必要です。
必要になる工事費は、『現在利用しているONU(HGW)が1Gbpsに対応しているかどうか』や『光コンセントを交換しなくてはならないかどうか』によって異なります。
変更の申請をするまで正確な工事費も分かりませんので、ドコモインフォメーションセンターで申し込みを行う際に電話で確認しておくと良いでしょう。
ちなみに、ドコモインフォメーションセンターは音声ガイダンス式(案内に従って番号を押していくタイプ)の電話になっています。
スムーズに終わらせたい人は繋がった際に『7-1-4』の順にプッシュすることで簡単にスキップできますので、利用する際は試してみて下さい。
ケースAの対策:v6プラスを採用しているプロバイダを契約する
2つ目の対策として、v6プラスやそれと同等のサービス(v6アルファやv6エクスプレスなど)を導入しているプロバイダに変更するといった方法があります。(以下v6プラスで統一します)
現在ドコモ光でこのサービスを導入しているプロバイダは以下の14社です。
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上の表中のプロバイダを契約している人は最大1Gbpsの回線が利用できます。
「この中のプロバイダを契約しているけど最大速度が1Gbpsじゃない!」という人は、v6プラスサービスに加入していない可能性が高いです。
その場合は、契約しているプロバイダに連絡して表に記載された対応サービス名の契約をすることで、最大速度が1Gbpsのドコモ光を利用できるようになります。

一方で、契約しているプロバイダが表中にない人は、対応しているプロバイダに変更する必要があります。
プロバイダの変更手数料は一律で3,300円です。
変更手順やオススメのプロバイダについては、別記事「ドコモ光のプロバイダ変更手順と5つの注意点、オススメの変更先を解説!」でまとめていますのでそちらをチェックしてみて下さい。
また、「契約しているプロバイダを忘れてしまった…」という人はすぐに確認ができます。
プロバイダの確認方法についても別記事「【1分で分かる】ドコモ光で契約中のプロバイダを確認する6つの方法!」で解説していますので、分からない人はチェックしてみて下さい。
少し専門的な話になりますが、v6プラスなどを利用することでどうして最大速度が1Gbpsになるのかを簡単に解説しておきます。
一般的な最大速度1Gbpsと言うのは、光ファイバーに組み込んでる仕組み的な最大速度です。
一方で、フレッツ光の最大速度100Mbpsや200Mbpsといった数値は仕組み的なものではなく、『最大1Gbps出るけど利用できる範囲を〇Mbpsに制限するよ』といったモノになります。
そしてこの制限が適用されるのは、従来のIPv4(PPPoE)通信のみです。
つまり、PPPoE通信を使わない新しいv6プラス(IPoE+IPv4 over IPv6)通信にはこの制限が適用されることはありません。
結果的に、v6プラス通信を利用することで最大速度が1Gbpsになるということです。
ケースBの対策:マンションに戸建て用の回線を導入する
ここからは、ケースB(VDSL方式・LAN配線方式になっている場合)の対策になります。
ケースBの対策は集合住宅に戸建て用のドコモ光を開通してもらうという方法です。
集合住宅全体がVDSL配線方式もしくはLAN配線方式を採用している場合、マンションを経由して自分の部屋にだけ光ファイバーを通してもらうことはできません。
そこで、集合住宅内を経由しない『戸建て用の回線を導入してもらう』ことになります。
この方法にはメリットもありますがデメリットもあるので要確認です。
- 最大通信速度が1Gbpsになる
- 通信速度が低下しにくくなる
- 月額料金が高くなる(集合住宅と比較して+1,200円)
- 開通のために新規の工事費が必要になる(工事費19,800円)
- 再度工事費が必要なため1ヶ月前後期間がかかる
感じ方はそれぞれですが、戸建て回線の導入はある程度のデメリットを伴います。
もちろん最大速度は1Gbpsになり通信速度の低下も受けにくくなるため、速度面でのメリットは大きいですが、デメリットがあるということもしっかりと把握しておきましょう。
また、戸建てタイプはどこでも導入できるわけではなく、一部建物に制限があります。
そのため、まずは『ドコモインフォメーションセンター(0120-800-000もしくは151)』に連絡して、自分が住んでいる集合住宅が戸建てタイプに対応しているかを確認して下さい。

もし対応していれば、通常通りドコモ光の申し込みを行えばオッケーです。
一方で対応していなかった場合は、戸建てタイプのドコモ光を導入することが出来ませんので、代わりのネット回線を考えるもしくは諦めるかを選択する必要があります。
代わりの回線としては、速度に定評がある『 NURO光
』『 auひかり
』がオススメです。
どちらの回線も独自の配線方式を利用した高速回線になっていますので、戸建てタイプが契約出来ない人はこういった回線をチェックしてみてもいいかもしれません。
最大速度が1Gbpsにしても実測値が速くなるとは限らない

1つ注意したいのが、最大速度が1Gbpsになっても実測値が変わる保証はないという点です。
「最大速度が100Mbpsから1Gbpsになったら速度が何倍にもなる!」と思っている人もいるかもしれませんが、実際は速度が速くなるかどうかは繋いでみるまで分かりません。
そのため、通信速度が速くなる可能性は高いですが、過度な期待はしない方が良いでしょう。
少し心配になる方もいるかもしれませんが、速度測定サイト『みんなの速度』によると、ドコモ光の平均速度は139.77Mbps(無線と有線を合わせて)は出ています。
特に速度に定評がある GMOとくとくBB
では、平均速度が195.34Mbps出ていますので日常生活で困るようなことにはならないでしょう。
ドコモ光の通信速度が遅い時の4つの対処法

ドコモ光の速度で困っている人向けに、最大速度100Mbpsでも1Gbpsでも使える『ドコモ光の通信速度が遅い時の対処法』を簡単にまとめておきます。
細かい内容については、別記事「ドコモ光が遅い時の原因と解決法まとめ!ポイントはv6プラスとプロバイダ!」で解説しているため、より詳しいことが知りたい人はそちらをチェックしてみて下さい。
ドコモ光の通信速度が遅い時の対処法は4つあります。
- 接続機器(パソコンやスマホなど)に問題がある
- LANケーブルやルーターのスペック不足
- IPv4 over IPv6通信(v6プラスサービス)を利用していない
- 速度が遅いプロバイダを利用している
対処法としては4つありますが、基本的には『接続している機器の問題かあるいは契約しているプラン・プロバイダの問題か』という2点に絞られます。
ルーターやLANケーブルといった接続のための機器は意外と見落としがちなポイントになっていますので、しっかりとチェックするようにしましょう。
携帯・スマホがドコモじゃない人は違う光回線を入れるのもアリ

携帯・スマホがドコモじゃない人の場合は、他の光回線を契約するのも選択肢の1つです。
格安SIMを除く有名な2キャリア(auとソフトバンク)を契約している人は、それぞれ以下の光回線を利用することでセット割を適用することができます。
もちろんこれら以外にも、それぞれのキャリアに対応したネット回線は存在していますが、安定したネット回線という意味ではここで紹介したネット回線をオススメします。
特に速度を求める人は、最大速度2GbpsのNURO光がかなりオススメです。
契約できる地域は『関東・東海・関西・九州・北海道』に限られていますが、ソフトバンク携帯・スマホを利用している人は検討してみる価値はあるでしょう。
このようにドコモ光以外の回線をチェックするのもありですので、気になる方はチェックしてみて下さい。
まとめ:ドコモ光の最大通信速度を変更する方法について
このページでは、ドコモ光の最大通信速度の変更方法を解説しました。
ドコモ光の通信速度が制限されている原因は大きく2つあり、それぞれの原因についての解決策があります。
【ケースA:フレッツ光からの乗り換え(転用)で速度が引き継がれている】
⇒ドコモ光に連絡して最大速度を1Gbpsにしてもらう 【ケースB:部屋までの配線方式がVDSLもしくはLAN配線になっている】 ⇒集合住宅に戸建て用の回線を導入する |
ケースAは、費用こそかかるものの期間や手間があまりかかることなく変更できます。
一方でケースBは、集合住宅に戸建てタイプを導入しなくてはいけないため、ある程度の条件があったり、期間や手間、費用がかかってしまう変更になります。
現在の自分の状態に合わせて、それぞれの方法を選択すると良いでしょう。
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