ドコモ光の戸建て工事は穴開け必須?具体的な工事の流れと注意点を解説!
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戸建てで行うドコモ光の開通工事についてまとめました。
「ドコモ光の開通工事って家に穴が開くの?」「どんな工事をやっているの?」など、ドコモ光の開通工事について疑問を持っている方も多くいるでしょう。
このページでは、ドコモ光の開通工事で行われている具体的な内容と、壁の穴開けについて、またよくある工事の質問について解説していきます。
ドコモ光の開通工事で悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
ドコモ光には派遣工事と無派遣工事の2つがある

ドコモ光には、派遣工事と無派遣工事の2つの工事方法があります。
戸建ての場合は派遣工事になる可能性の方がかなり高いですが、実際にどちらの工事になるかは完全に家の状況次第です。
例えば、NTTの光ファイバーが家の中まで引き込まれているか、乗り換え前のネット回線に何を使っていたか、などによって決まります。
まずは、それぞれの工事パターンについて簡単に見ていきましょう。
ドコモ光の開通工事が派遣工事になるパターン
まず初めに、ドコモ光が派遣工事になるのは以下のようなパターンです。
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1つ目として、ドコモ光を新築の戸建て物件に導入する場合、光回線の設備が整っていないため必ず派遣工事になります。
そして、2つ目に特定のネット回線からの乗り換えも派遣工事です。
特定のネット回線は以下のような回線が当てはまります。
- NURO光
- auひかり(一部地域は無派遣工事になる可能性がある)
- 地域電力回線(eo光、BBIQ光、メガエッグ光、ピカラ光、コミュファ光)
- ケーブルテレビ回線(j:comなど)
- ADSL回線
上で紹介した5種類のネット回線以外にも当てはまる回線はありますが、メジャーな回線としてはこれらの5種類以外はありませんのでこれらだけ押さえておくとオッケーでしょう。
最後は、NTT回線が入っていない賃貸にドコモ光を導入する場合です。
これに関しては、別記事「【1分で分かる】ドコモ光の提供エリアまとめ!注意点と代わりの回線も紹介」で提供エリアを確認して、提供エリア内に入っているかどうかで決まります。
提供エリアに入っていない場合は、ドコモ光の派遣工事が行われます。
基本的にドコモ光の派遣工事が行われるのは以上の3パターンになりますが、家の環境によっては異なる場合もあるため、工事の前に確認しておくと良いでしょう。
ドコモ光の開通工事が無派遣工事になるパターン
続いて、ドコモ光の開通工事が無派遣工事になるのは以下のようなパターンです。
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1つ目は、フレッツ光からドコモ光に乗り換える(転用する)場合です。
フレッツ光とドコモ光は全く同じ回線を利用していますので、フレッツ光からの乗り換えであれば派遣工事を行うことなくドコモ光を開通できます。
そして2つ目は、光コラボ回線からドコモ光へ乗り換える場合です。

工事不要で簡単に行えるようになった。
2019年7月まで光コラボ回線からドコモ光への乗り換えは派遣工事が必須でしたが、7月より『事業者変更制度』が導入され無派遣で工事が行えるようになりました。
そのため、光コラボ回線からの乗り換えは無派遣工事になります。
最後3つ目は、NTT回線が既設されている賃貸にドコモ光を導入する場合です。
これに関しては、先ほど紹介した『ドコモ光の提供エリア確認』で提供エリア内に入っているかどうかで、入っていれば無派遣で工事ができます。
ただし、提供エリア内の判定が出ても派遣工事が必要なケースもあります。
重要なのはその住宅にNTTの光回線が入っているかどうかなので、提供エリア内でも光回線が入っていない場合は派遣工事の対応をするようにしましょう。
ドコモ光の派遣工事の具体的な流れと作業について

ここからは、それぞれの工事タイプの具体的な作業について紹介していきます。
まずは『派遣工事』についてです。
派遣工事を行う場合は、住人もしくは住人の知り合いによる立ち会いが必須で、工事の時間はおおよそ1~3時間前後になります。
そのため、工事を行う日は半日程予定を開けておくと良いでしょう。
それでは、具体的な作業について見ていきます。
手順1:電柱から建物まで光ファイバーを引き込んでくる
最初は、電柱から建物まで光ファイバーを引き込んでくる作業です。
ドコモ光を導入する物件から一番近い電柱から光ファイバーを引き込むのですが、電柱の位置によって時間や作業量が大きく変わります。

光ファイバーを引っ張ってくる。
また、立地的な問題で電柱から建物まで光ファイバーを引けないこともあります。
例えば、光ファイバーが私有地を通過してしまう場合や無柱地帯で引く光ファイバーない場合などは稀にあるケースです。
そういったケースもあるということは覚えておくと良いかもしれません。
手順2:光コンセントを設置して光ファイバーを宅内に引き込む
次に、建物まで引き込んだ光ファイバーを宅内に引き込みます。
この際に必要になるのが、光コンセントもしくは光ローゼットです。

無ければ新しく設置することになる。
外壁から宅内まで光ファイバーを接続して、光コンセントもしくは光ローゼットを通して宅内の機器と接続することになります。
この作業は家の中で行いますので、しっかりと立ち会うようにしましょう。
手順3:ONUを設置して接続の確認を取れたら終了
光コンセントもしくは光ローゼットまで光ファイバーを引き込むことができれば、最後にONU(HGW)との接続です。
基本的にONUの設置場所は自分で決めることができますが、光コンセントの設置場所によってはONUの位置がある程度決まってしまうこともあります。

ONUと接続して工事が完了になる。
長いケーブルのレンタルや光コンセントの設置場所を変えることで対策を取れますので、工事前にONUの設置場所を先に決めておくと良いでしょう。
ONUと光コンセント間の接続が終わると、最後に作業スタッフがドコモ光の接続がしっかりと出来ているかどうかの確認を行います。
接続ができていれば、開通工事は終了です。
ドコモ光の派遣工事はこの3つの手順で工事を行います。
手順の前でも説明した通り、作業の一連の流れはおおよそ1~3時間前後で宅内でも作業を行うため、住人もしくは知り合いの立ち会いが必要です。
注意点については、また次の項で紹介していきます。
ドコモ光の無派遣工事の具体的な流れと作業について

続いては、ドコモ光の無派遣工事の流れについてになります。
とは言っても、ドコモ光の無派遣工事は手順という手順がありません。
そのため、サクッと紹介していきます。
無派遣工事は自分でONUを設置して接続確認をするだけ
無派遣工事でやるべきことは、ドコモ光申し込み後に自宅に送られてくるONU(HGW)を光コンセントに接続して、ドコモ光が利用できるかどうかを確認するだけです。
基本的な工事は、NTT局舎内(NTTの設備が色々ある建物)で完了するため契約者がやることはありません。

NTT局舎内で完了する。
そのため、工事の立ち会いも必要ありませんし、特に時間もかかりません。
ただし、NTT局舎内の工事が完了してから90日以内に接続が確認されない場合は、ドコモ光が解約されてしまいますのでしっかりとONUの接続をするようにしましょう。
ドコモ光の工事は穴開け必須?穴開けとビス止めについて

ネット回線の開通工事において、壁に穴が開いてしまうかどうかを気にする人は多いです。
ドコモ光に関しては、壁に穴を開けることはあまりありません。
基本的に穴開けが必要になるのは光ファイバーを宅内に引き込む穴が一切ない時なのですが、たいていの場合エアコンダクトや電話配管などを通して宅内に引き込むことができます。

エアコンのダクトなどから家に入れる。
そのため、穴を開けることはほとんどないです。
ただし、ビス止め(物と壁を釘で固定する止め方)をしなくてはならないタイミングは2つあります。
『穴開け』は必要ないが2つの『ビス止め』タイミングはある
ビス止めをする必要があるのは、以下の2つのタイミングです。
- 電柱から引っ張ってきた光ファイバーが揺れないように壁に固定する時
- 光コンセントを設置する時
1つ目の『光ファイバーが揺れないように固定する』ためにするビス止めは、家の外壁にビス止めをすることになります。
一方で、2つ目の『光コンセントを設置する』ためにするビス止めは、家の内壁にビス止めをすることになります。
ビス止めにはこの2つのタイミングがあるのですが、ビス止めをしたくない人は、ビス止めの代わりに両面テープで固定することも可能です。

両面テープで固定することもできる。
両面テープで固定したい人は、工事の作業員にその旨を伝えるだけです。
ただし、何かしらの事情で両面テープ固定が行えない場合もありますので、その場合はビス止めするしかありません。
もし仮にビス止めをしたとしても、ドコモ光解約後の撤去工事でビス止めを外すときに壁の穴埋めを行ってくれます。
そのため、ビス止めに関しては過度に心配する必要はないでしょう。
ドコモ光の工事で良くある質問集

ここからは、ドコモ光の工事で良くある質問をまとめていきます。
「工事の立ち会いは必須なのか?」「工事のキャンセルは出来るのか?」など良くある疑問をまとめましたので、気になる方はチェックしてみて下さい。
ドコモ光の開通工事に立ち会うのは契約者じゃなきゃダメ?
ドコモ光の開通工事立ち会いは、契約者じゃなくてもOKです。
契約者の家族や恋人、友達など知っている人であれば基本的には問題ありません。

契約者の知り合いでも問題ない。
ただし、工事の最中にトラブルが起きた場合や何かしらの確認を取らなければいけなくなった時のために、契約者とすぐに連絡が取れる必要があります。
逆に言うと、契約者は工事の立ち会いを知人に任せても良いですが、工事中は連絡が取れる状態はキープしておかないといけません。
しっかりと連絡が取れる状態をキープしておくようにしましょう。
ドコモ光の工事は無料でキャンセルすることができるの?
ドコモ光の工事は、開通前であれば無料でキャンセルすることが可能です。
キャンセルの依頼は、ドコモ光の開通工事に関する窓口である『ドコモサービスセンター』に連絡すればオッケーです。
受付時間:9:00~21:00(年中無休)
ドコモの携帯電話から繋げる場合:15715
固定電話orその他の携帯電話から繋げる場合:0120-766-156
ドコモサービスセンターは工事のキャンセルの他にも、急な予定が入って工事日を変更したい場合やどんな工事をするのか確認したい場合などにも利用できる窓口になります。
そういった工事に関しては、この窓口を利用すると良いでしょう。
なお、ドコモ光の工事が終わった後のキャンセルは、解約もしくは初期契約解除のいずれかになります。
これについては、別記事「ドコモ光の3つのキャンセル方法を解説!申し込み後もキャンセルできる?」で詳しくまとめていますので、気になる方は合わせてチェックしてみて下さい。
フレッツ光からの乗り換え時でも最速速度を変えるなら工事が必要
フレッツ光からドコモ光に乗り換える(転用する)際は、原則工事を行わなくても良いのですが、例外的に工事を行う場合もあります。
それが、光回線の最大速度を変更する場合です。
例えば、乗り換え前に利用していたフレッツ光の最大速度が200Mbpsだった場合、工事なしで乗り換えてしまうとドコモ光の最大速度も200Mbpsになってしまいます。
ドコモ光の最大速度である1Gbpsにするには、最大速度変更工事を行わないといけません。
そのため、フレッツ光の乗り換えでも例外的に派遣工事を行う時がありますので、最大速度を上げたい人はしっかりと行うようにしましょう。
なお、ドコモ光の最大速度変更については、別記事「ドコモ光の最大速度を変更する3つの方法!具体的な手続き方法も紹介!」で詳しくまとめていますので、気になる方は合わせてチェックしてみて下さい。
ドコモ光は申し込みから開通まで最短どれくらいの期間がかかる?
ドコモ光を申し込んでから開通するまでにかかる期間は、おおよそ2週間~2ヶ月です。
開通までにかかる期間は、住んでいる地域や立地の状況、申し込みの混雑状況によって大きく異なるため、必然的に最短期間と最長期間も大きく変わってきます。
とは言え、2ヶ月かかるようなことは稀で、基本的には1ヶ月前後が開通の目途です。
そのため、ドコモ光を引っ込し先でも継続したいと考えている方や新しい新居で利用したい人と考えている人は、1~2ヶ月余裕を持って申し込みをすると良いでしょう。
まとめ:ドコモ光を戸建てで開通する時の手順と流れ
このページでは、ドコモ光を戸建てに導入する際の手順と流れを紹介してきました。
開通工事には派遣工事と無派遣工事の2種類がありますが、戸建てに導入する場合は基本的に派遣工事になる方が多いような気がします。
派遣工事をする際の、工事の手順は以下の通りです。
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最初の2つの工程では、家の壁にビス止めをする可能性もありますので、壁を傷つけたくない人は両面テープを利用してもらうと良いでしょう。
また、ドコモ光の開通工事において壁に穴を開けることは多くはありません。
エアコンダクトや電話配管を利用することで、壁に穴を開けることなく光ファイバーを宅内に引き込むことができるため、覚えておくと良いかもしれません。
ドコモ光の工事を行う際は参考にしてみて下さい。
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