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【ネトゲ廃人が選ぶ】オンラインゲームのおすすめネット回線5選!
オンラインゲームをやっているとラグで悩む人が多く見られます。
実際、「ラグのせいで友達と一緒にできない…。」「ラグのせいで相手に撃ち負けてしまう…。」という悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
ネットでラグの対策を調べると色々な情報が出ていますが、結局一番重要になってくるのは利用しているネット回線です。
イマイチなネット回線では、どんな対策をしてもラグがなくなることはないよ!
このページでは、オンラインゲームをプレイするのにオススメのネット回線とその選び方、そもそものゲームに必要な環境や筆者の環境などをまとめて紹介していきます。
「ゲームの回線を切り替えよう…!」と考えている人は、参考にしてみてください。
【ネトゲ廃人が選ぶ】オンラインゲームにおすすめのネット回線5選
それでは早速ですが、オンラインゲームにおすすめの回線を5種類紹介します。
ココで紹介する回線はどれもしっかりしており、接続方法や周辺機器さえ間違わなければ、快適にゲームをプレイすることができると思います。
それぞれの回線の特徴(最大速度や料金など)と実際に利用している人の実測値も合わせて紹介しますので、自分にあった回線をみつけてみてください。
サービス概要 | 詳細 | |
---|---|---|
NURO光 | ・最大2Gbpsの超高速回線 ・eSports施設で採用 ・現状日本トップクラス |
詳細 |
auひかり | ・最大1Gbpsの高速回線 ・独自の光配線網で安定 ・ゲーム界隈で人気 |
詳細 |
ソフトバンク光 | ・最大1Gbpsの高速回線 ・IPv6高速ハイブリットで安定 ・IPv6のポート制限なし |
詳細 |
ドコモ光 | ・最大1Gbpsの高速回線 ・v6プラスで安定 ・ドコモと唯一セット割 |
詳細 |
電力回線 | ・最大1Gbpsの高速回線 ・独自の光配線網で安定 ・地域差アリ |
詳細 |
(1)NURO光:最大2Gbpsの超高速回線
最大速度 | 最大2Gbps / 10Gbps |
---|---|
月額料金 | 5,200円 (戸建てマンション共通) |
使用回線 | 独自の光ケーブル |
セット割 | ソフトバンク、Y!mobileスマホ |
公式ページ | NURO光公式ページ |
【早分かり!NURO光の5つの特徴】
- 独自技術による最大2Gbpsの超高速回線(10Gプラン有り)
- 光回線の中でトップクラスの通信速度・Ping値
- 独自の光ケーブルで混雑の影響を受けづらい
- 北海道/東北/関東/東海/関西/中国/九州※一部地域を除くに対応
- 工事が2回必要で開通までの期間が少し長い
一つ目に紹介するのが、現状最もゲーム向きの回線として名高い「NURO光」です。
大手プロバイダで知られる「So-net」が運営しているサービスで、独自の光ケーブルと配線設備を利用した最大2Gbpsという速度が魅力の光回線です。
実際速度に関しては折り紙付きで、例えば、速度測定サイト「みんなのネット回線速度」の光回線速度ランキングを見てみると、NURO光は常に上位をキープし続けています。
(100人の平均データ) |
||
---|---|---|
ゲームをするには多少オーバースペックな感じもしますが、「最高の環境を作りたいという人にはおすすめできる回線」という立ち位置になるでしょう。
以下は、実際にNURO光を利用している人の口コミをまとめたものです。
先週NURO 光が開通してとても快適な日々
— キリコ@テレワーク中 (@kirico_0820) July 19, 2020
何日か遊んだけどゲームのラグは一度もないし、仕事で使うツール諸々も軽い?
唯一残ってる問題はJ:COM?の解約
解約手続き、対応まですべてがゴミで一生関わりたくないと思いました。。
今までの回線だと時間帯によっては応答速度が酷い状態になって、オンラインゲームやってる時に不便だったからNURO光にしたんだけど、FF14がかなり快適になったのを実感できたし回線速度もかなり速いから、今の所は満足。
— Domeld(どめるど) (@Domeld0831) January 26, 2020
通信の実測値・評判ともに良好なNURO光ですが、欠点が2つあります。
1つは「提供エリアが限定されていること」で、もう1つは「工事が2回あり開通までの期間が通常の光回線より長いこと」です。
特に工事に関しては、住居によって平均1ヶ月~2ヶ月、遅いと3ヶ月前後もしくはそれ以上かかるようなケースもあります。
なので、できるだけ早くネットを開通させたいという人はNURO光を避けるのが無難です。その辺りは自分の状況を考えつつ決めてみると良いでしょう。
とは言え、そういったデメリットはあるものの、実測値や口コミをチェックすると、NURO光は回線の質が非常に高く、ゲームには最適の回線と言えます。
「色々調べたけど回線があり過ぎて、どれが良いか分からない…。」と悩んでしまった人は、NURO光の導入を検討してみると良いと思います。
ちなみに、現在NURO光は公式サイトから申し込むことで60,000円のキャッシュバックが貰えます。
既存回線の解約金に充てたり、新しいルーターの費用にすることもできるので、NURO光を検討している人はぜひ利用してみてください。
(2)auひかり:独自のケーブルで高速&安定
最大速度 | 最大1Gbps / 10Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て:2,880円~ (マンション:2,500円~) |
使用回線 | 独自のケーブル |
セット割 | au |
公式ページ | auひかり(So-net) |
【早分かり!auひかりの5つの特徴】
- 既存1Gbps回線の中ではかなり評判が良い
- 独自の回線設備を使用しており高速&安定
- 初年度基本料金2,880円/月
- 提供エリアが広く全国の約70%に対応している
- マンションはプランによって少しイマイチ
続いて紹介するのが、NURO光に並んで人気のauひかりです。
auひかりは最大速度こそ1Gbpsと他社と変わりがありませんが、NURO光同様独自の回線設備を利用しているため、他の1Gbps回線に比べて回線が高速で安定しています。
実際の速度を見ても、光回線の中でトップクラスに速くなっています。
(100人の平均データ) |
||
---|---|---|
独自の回線設備を使っているため安定性も高く、人が混雑する時間帯でも快適に利用することができます。
また、auスマホに対応しているため、ソフトバンクスマホに対応しているNURO光と上手く使い分けることができるのも魅力の1つです。
以下、実際にauひかりを利用している人の口コミになります。
パソコンでオンラインゲームやる人、au光に入りましょう。
— にゃんみー (@nyanmi_23) November 23, 2019
下り400Mbpsは絶対出るしpingも最高。
LoLで7msしか遅延でない回線ここしかないよ本当に
auひかりにしたら爆速!
— ゆたゆた@映画読書ゲーム (@yuuta3335) January 20, 2020
今までCATVだったら違いがよく分かる。動画もオンラインゲームもヌメヌメ動作。これでラグ地獄とはおさらば。
ひかり童貞卒業できたよかった。
auひかりのデメリットは、導入している集合住宅がそこそこの確率でVDSL方式(最大100Mbps)を採用している点です。
もちろんゲームをするだけであればVDSL方式でも問題ないのですが、光配線方式と比べるとゲームのダウンロードやアップロードに時間が掛かってしまいます。
そのため、もし契約するauひかりが最大100MbpsのVDSL方式になるなら、違う光回線を契約した方が最終的な満足度は高くなると思います。
この点だけは、契約時にしっかりと確認してから契約するようにしましょう。
ちなみに、auひかりはプロバイダSo-netから申し込むを行うことで、2年~3年におよぶ高額な月額料金割引が適用されます。
★月額料金割引
戸建:69,894円(総額)
集合:54,174円(総額)
★キャッシュバック
戸建:14,154円
集合:17,222円
総額にすると、その還元額は戸建てで84,048円、マンションで71,396円にのぼります。
かなりお得に契約できるので、auひかりを検討中の人はぜひチェックしてみてください。
関西・東海エリアではauひかりが使えない?
関西や東海エリアではauひかりが提供されていません。一部マンションなどでの提供はありますが、ごく限られた物件のみとなります。
そのため、これらの地域では代替え回線として eo光 や コミュファ光 が提供されています。
auひかりよりも速度の評判が高い上に、auスマホとのセット割などの条件もauひかりと同じように利用できます。
(3)ソフトバンク光:IPv6でもポートの制限を受けない
最大速度 | 最大1Gbps / 10Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て:5,720円 (マンション:4,180円) |
使用回線 | NTTの光ケーブル |
セット割 | ソフトバンク、Y!mobile |
公式ページ | ソフトバンク光 |
【早分かり!ソフトバンク光の4つの特徴】
- IPv6高速ハイブリッドで混雑を避けられる
- IPoE接続サービス特有のポート制限を受けない
- 全国の約93%にサービスを提供している
- 快適に使うには光BBユニットのレンタルがほぼ必須
続いて、2つ目に紹介するのがソフトバンク光です。
ソフトバンク光もフレッツ光の回線設備でサービスを提供している光回線ですが、採用しているIPoEサービス(IPv6高速ハイブリット)に少し特徴があります。
一般的にv6プラスやTransixなどのIPoEサービスは使用できるポートに制限がかかってしまうのですが、ソフトバンク光のIPv6高速ハイブリットはその制限が一切かかりません。
そのため、格ゲーやモンハンなどのP2P方式を採用したゲームでも安定した通信をすることが可能です。
ちなみに、実測値に関しても、悪くない感じになっています。
NTT系の回線しか契約できなく、なおかつ「ポートの制限が気になる」「ソフトバンクスマホを使っている」という人は、ソフトバンク光がおすすめです。
一方で、先に紹介した「NURO光」やこの後に紹介する「auひかり」「電力回線」が契約できる人は、そちらを優先的に契約した方が、最終的な満足度は高くなると思います。
この辺りは、自分の環境に合わせて選んでみると良いでしょう。
以下、実際に利用している人の口コミになります。
ソフトバンク光使ってる友人が、下り400近く出て、pingも10切ってて快適なゲームライフが出来てるって言ってたから、いいかなーと
— ろんめる?[YZK] (@Rommel18912) April 19, 2018
ソフトバンク光のデメリットは、月額約500円のBBユニットレンタルがほぼ必須になる点です。
IPoEサービスでポートの制限が掛からないと考えるとかなり安いですが、そのメリットが必要ない人からすると、少し割高なネット回線といった感じになるでしょう。
そんなソフトバンク光では、最大40,000円のキャッシュバックを実施しています。かなりお得に契約できるので、気になる人はチェックしてみてください。
回線名 | IPv6接続方式 |
---|---|
NURO光 | デュアルスタック |
auひかり | デュアルスタック |
ソフトバンク光 | 4rd/SAM |
eo光
※関西限定 | デュアルスタック |
コミュファ光
※東海地方限定 | デュアルスタック |
(4)ドコモ光:v6プラス通信で夜でも安定
最大速度 | 最大1Gbps / 10Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て:5,720円 (マンション:4,400円) |
使用回線 | NTTの光ケーブル |
セット割 | docomo |
公式ページ | ドコモ光(GMOとくとくBB |
【早分かり!ドコモ光の5つの特徴】
- v6プラス通信で夜でも安定して通信できる
- 高性能なルーターを永年無料でレンタルできる
- docomoのセット割が使える唯一の回線
- 全国の約93%にサービスを提供している
- v6プラスでは一部のポートを開放できない
続いて紹介するのが、言わずと知れたドコモ光です。
ドコモ光は、フレッツ光で利用されている回線設備をそのままレンタルし、それをNTTドコモが独自のサービスを付与して提供している光回線になります。(光コラボって言います)
ネット上では「NTT系の回線はイマイチ…」と言われることもありますが、IPoE接続サービス(v6プラスなど)を利用することで十分快適な環境を作ることが可能です。
実際に実測値を見てみても、そこそこ良い速度が出ています。
また、ドコモ光は数あるネット回線の中で唯一ドコモのセット割が使える回線でもあります。
回線品質がめちゃくちゃ良いわけではありませんが、ドコモユーザーはかなりお得に契約できるので、ドコモユーザーは候補に入れてみると良いでしょう。
以下は、実際に利用している人の口コミになります。
ドコモ光GMOトクトクbbが
— フミトルズ?フミちょんch (@fumitles_PES) September 22, 2020
ようやく今朝繋がりました?
まずはIPv6回線の数値☝️
プレステ用にIPv6のまま、UPnPと言うのを外した数値☝️
これがプレステには良いと教えて下さり?それで駄目ならIPv4回線にしましょう?だって
今までのモヤモヤがぶっ飛んだぜよ〜?
これで快適なら言う事ナッシング? pic.twitter.com/F5p3RM2ZFd
フレッツ光から卸のドコモ光にした時に、プロバイダーをヤフーBBからGMOに変えたら速度速くなったな。ヤフーBBは夜になるとめちゃくちゃ遅かった。GMOはV6プラスがあるので安定して速い。PS4のオンラインゲームも快適にできる。
— ごや (@goyamart) September 2, 2020
ドコモ光のデメリットは、ドコモユーザー以外にほとんどメリットがない点です。
他の回線と比較して特別優れているというわけではないので、ドコモのセット割が使えない人は他に紹介する回線を選んだ方が、値段も安く満足度が高い回線を選べると思います。
ちなみに、ドコモ光のキャンペーンは、最大15,000円のキャッシュバックです。
ドコモ光を検討している人は合わせてチェックしてみてください。
回線 | 平均実測速度 |
---|---|
So-net 光 M | 下り:268.48Mbps 上り:273.81Mbps |
So-net 光 S | 下り:88.63Mbps 上り:181.55Mbps |
GMOとくとくBB光 | 下り:275.84Mbps 上り:301.0Mbps |
Gaming+ | 下り:320.56Mbps 上り:313.58Mbps |
(5)電力回線:一部制限はあるが回線の質は高い
最大速度 | 最大1Gbps |
---|---|
月額料金 | - |
使用回線 | 独自の光ケーブル |
セット割 | au |
公式ページ | 下記に記載 |
- 各地域の最大手電力会社が運営する光回線
- 独自の光ケーブルを使用しており高速&安定
- 電気やテレビなどとセットで契約しやすい
- 地域毎に対応しているネット回線が異なる
- 一部上りなどの制限がある
最後に紹介するのが、各地域の大手電力会社が運営している電力回線です。
地域毎に以下の回線が提供されています。(地域内であっても対応していないこともあります。)
下り速度:341.5Mbps |
||
下り速度:400.3Mbps |
||
下り速度:326.1Mbps |
||
下り速度:279.2Mbps |
||
下り速度:261.6Mbps |
これらの回線はNURO光やauひかりと同じく、独自の回線設備を利用してサービスを提供している光回線です。
そのため、全体的に回線の質は高く、どれもゲームが快適にできる性能をしています。
特に関西地方の「 eo光 」と中部(東海)地方の「 コミュファ光 」は、光回線全体の中でもかなり評判の良い回線なので、検討してみる価値は十分にあるでしょう。
以下は実際に利用している人の口コミになります。
コミュファ光の偉い社員に聞いた話
— えだ (@eda_makoto) August 29, 2019
コミュファ光は基地局の場所を人気ゲームサーバーの位置まで計算して建てており、ゲームの回線速度にはこだわりと自信があるそうです。(但し、勿論ゲームによって例外もある為、堂々と宣伝出来ない部分)
プロゲーマーは知らんけどeo光はまじで速度もping値もすばらしいのでゲームに最適
— ゆきのぶるぼん (@yutwt02) February 5, 2021
ちなみに、電力回線は全てauスマホとのセット割に対応しています。
auユーザーはauひかりと同様の割引を受けることができますので、対応エリアに住んでいる人は一考の価値があると思います。
ただし、コミュファ光を除く電力回線は以下の制限がある点に注意してください。
- eo光:月ごとに通信料制限がある(1Gプラン:5TB/5Gプラン:10TB/10Gプラン:20TB)
- MEGAEGG光:1日で30GBの『アップロード』で制限
- ピカラ光:3日間で150GBの『アップロード』で制限
- BBIQ光:IPv6に非対応(混雑時に品質が低下する)
BBIQ光以外は通信量に関する制限になっていますが、どれも余程変わった使い方をしない限り制限に掛かることはありません。(毎日長時間配信などする場合は別ですが…)
制限さえかからなければ、快適に利用できるネット回線になっていますので、au携帯・スマホの人や対応エリアの人、電気代などをまとめたい人は検討してみると良いでしょう。
どの回線か良いかで悩んだら「独自回線」から選ぶのがオススメ
ここまで計5種の回線を紹介しました。5種類もあると、複数の回線に対応していて「結局どこが良いか分からない…。」と悩んでしまう人もいると思います。
もしどれが良いか悩んでしまった時は、独自の回線設備を持った光回線から選ぶのがおすすめです。
光回線 | スマホセット割 |
---|---|
NURO光 | Softbank |
auひかり | au |
電力系 eo光 コミュファ光 など |
au |
個人的なオススメ優先度は「NURO光⇒auひかり≒電力回線」になります。
もちろんセット割の有無や対応エリアの違いなど、回線品質以外にも確認したい要素が複数あると思いますので、その辺りは自分の環境と相談しつつ決めてみると良いでしょう。
ちなみにセット割で選ぶのであれば、以下のような感じになります。
- au携帯・スマホ:auひかり⇒電力回線
- ソフトバンク携帯・スマホ:NURO光⇒ソフトバンク光
- docomo携帯・スマホ:ドコモ光
特に家族で同じキャリアの携帯・スマホを利用している人は、セット割を適用することで年間数万円単位の金額差が出ることもあります。
この辺りは、予算や携帯のキャリア、対応エリア等で確認しながらチェックしてみて下さい。
回線の選び方:回線の種類とゲームの向き不向きについて
上で紹介した回線はどれも光ファイバーを利用した光回線でした。
しかし、中には「モバイルWi-Fi」や「ホームルーター」などの契約を検討している人も一定数いると思います。
そこでここからは、そういったモノも含めて、大まかなネットの種類とそれがゲームに向いているかいないかをまとめていきます。
まず、現在主流のネット回線は大きく4つあります。
・ NURO光 ・ auひかり |
||
・イッツコム ・ベイコム |
||
・ ソフトバンクエアー |
いわゆる固定回線と言われる「光回線」「CATV回線」、そして持ち運び系で便利な「モバイルWi-Fi」「ホームルーター」という4つになります。
まずこの4種類の中で選ぶなら、「光回線」ほぼ一択になります。
と言うのも、オンラインをするなら、「通信速度・Ping値・安定性」という3つの要素が重要になってくるため、これら全てを満たしている必要があるからです。
なので、まずは光回線がオススメである理由と他の回線がどうしてイマイチなのかを、この3つの要素からチェックしていきましょう。
通信速度:30Mbps以上の速度を確保できればGOOD!
最初は通信速度についてです。通信速度には下り速度(ダウンロード)と上り速度(アップロード)の2種類がありますので、両方ともチェックしていきます。
上の項目で紹介した4種類の回線の平均通信速度は以下の通りになります。
オンラインゲームに必要な通信速度の目安は「下り速度:30Mbps、上り速度:10Mbps」になります。
持ち運び式のネット回線(モバイルWi-Fiやホームルーター)だと少し厳しめな目安になっていますが、固定回線であれば十分にクリアできる数値になっています。
なので、通信速度で見ると「光回線」と「CATV回線」が選択肢になってきます。
ちなみに、「ゲームのダウンロードや配信なども快適にやりたい!」という人であれば、「下り速度:100Mbps、上り速度:30Mbps」くらいが目安です。
最近はゲームのアップデートなども多くなってきていますので、この辺も確保できていると良いでしょう。
▼参考記事
Ping値:理想は20ms以下、低ければ低いほどGOOD!
続いては、Ping値についてです。Ping値は「相手と通信するのに要した時間」のことで、簡単なイメージとして「ゲーム内のラグを数値化したモノ」といった感じで思ってもらえるとOKです。
単位は「ms(1,000ms=1秒)」で表し、数値が小さければ小さいほどスムーズで快適な通信ができることを意味します。
それでは、通信速度同様にPing値のデータもまとめてみました。
一般的に、ほとんどのゲームが快適にできる目安は50msと言われています。
それを基準に考えると、「光回線」「CATV回線」はどちらも50ms以下の平均値になっているため、快適にゲームをプレイすることができるでしょう。
ただし、FPSや格ゲーなどの特に回線が重要になるゲームにおいては、より低いPing値(感じ方にもよりますが、おおよそ20~30ms以下程度)が必要です。
なので、そういったジャンルをする人は光回線の中でも優秀な回線が必要になると言えるでしょう。
回線名 | 平均速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|
NURO光 | 下り:635.55Mbps 上り:622.8Mbps | 10.95ms |
auひかり | 下り:513.23Mbps 上り:524.03Mbps | 14.33ms |
ソフトバンク光 | 下り:312.47Mbps 上り:341.11Mbps | 16.24ms |
ドコモ光 | 下り:267.85Mbps 上り:284.09Mbps | 18.63ms |
eo光
※関西限定 | 下り:749.41bps 上り:691.47bps | 14.39ms |
コミュファ光
※東海地方限定 | 下り:649.71bps 上り:3642.12bps | 14.29ms |
※速度計測サイト みんなのネット回線速度より
▼参考記事
安定性:時間帯を問わず安定して通信できる
最後に安定性についてです。安定性に関しては、混雑の影響を受けるかどうか、天気や電波などの外部からの影響を受けるかどうかなどが重要になってきます。
ただし、これについては数値で判断することができないため、それぞれの回線が採用している接続方式から解説していきます。
基地局から家庭まで光ケーブルで接続。 外部の影響は受けづらいが、サービスによっては混雑の影響を大きく受ける。 |
|
電柱までは光ケーブル、電柱から家までは同軸ケーブルで接続。 外部の影響・混雑の影響、どちらも大きく受ける。 |
|
基地局からの電波を受信して接続。 外部の影響・混雑の影響、どちらも大きく受ける。 |
|
基地局からの電波を受信して接続。 外部の影響・混雑の影響、どちらも大きく受ける。 |
回線の仕組みを考えると、持ち運べる系の回線である「モバイルWi-Fi」「ホームルーター」は、いずれも電波受信による接続のため、安定性が大きく欠けてしまいます。
そのため、回線が重要になるゲームでは基本的におすすめされません。
一方、固定回線である「光回線」「CATV回線」はどちらも有線ケーブルで接続しているため、電波受信による接続と比較すると、通信は安定しています。
ただし、CATV回線が採用している同軸ケーブルは、光ケーブルと比べて外部の影響を受けやすく、回線の切断や障害が多いです。
オンライン中の回線落ちはプレイヤーにとって中々悩ましい現象なので、それを考慮すると、安定性は光回線の一択になると言えるでしょう。
ここまで紹介してきた3つの要素をまとめてみると、以下の通りになります。
4つの回線のうち、3つの要素を全て満たしているのは光回線のみです。他の回線については、どこかしらイマイチな要素があり、ゲームをするのに向いているとは言えません。
なので、ゲームをするのに最適なのは「光回線」という結論になります。
とは言え、現在は光回線と言っても、かなりの数があります。
なので、最初に紹介したようなしっかりとした光回線を選ぶことが重要になるということです。
回線名 | 平均速度 |
---|---|
NURO光 | 下り:635.55Mbps 上り:622.8Mbps |
auひかり | 下り:513.23Mbps 上り:524.03Mbps |
ソフトバンク光 | 下り:312.47Mbps 上り:341.11Mbps |
GMO × ドコモ光 | 下り:267.85Mbps 上り:284.09Mbps |
eo光
※関西限定 | 下り:749.41bps 上り:691.47bps |
コミュファ光
※東海地方限定 | 下り:649.71bps 上り:3642.12bps |
※速度計測サイト みんなのネット回線速度より
ネット回線以外でもチェックしたい周辺機器やポイント
ここまで紹介してきたネット回線選びはゲームでかなり重要になりますが、それにプラスして周辺機器や接続方法も重要になってきます。
そこでここからは、そういった回線以外の内容について簡単に紹介していきます。
「LANケーブルがかなり古くなっていた!」「ずっと前から同じルーターを利用している」など気になるポイントをチェックしてみて下さい。
安定を求めるなら無線(Wi-Fi)ではなく有線がオススメ
まずはオンラインをするために、無線(Wi-Fi)と有線(LANケーブル)のどちらを利用するかという点についてです。
プレイするジャンルや住んでいる環境によっても変わってくるとは思いますが、基本的にはどのゲームをプレイするにも、LANケーブルを利用した有線接続をオススメします。
理由は、有線接続の方が安定性に長けているからです。
ここ最近は無線もかなり発達してきて、通信速度・Ping値ともに有線と同じ程度もしくはそれ以上に出るようになってきています。
しかし、安定性という点を考えると、無線は他の電波干渉をもろに受けてしまうため、ゲームに向いているとは言えません。
家の環境的にどうしてもLANケーブルが引けないという人もいるとは思いますが、そういう人以外は有線でゲームをするようにしましょう。
無線でする場合は2.4GHzと5GHzを使い分ける
家の状況的に無線でしかプレイできない人は、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を上手く使い分けるようにしましょう。
それぞれの周波数の特徴と使い分けの方法は以下の通りです。
- 2.4GHz:無線機器と物理的な障壁がある場合に利用
- 5GHz:無線機器とゲーム機が近い場合に利用
2.4GHzは物理的な障害には強いですが、多くの家電の電波干渉をもろに受けてしまうため、最終的な安定性がかなり低くなりがちです。
そのため、極端に距離が遠くない限りは5GHzの周波数帯を利用することをオススメします。
「自分がどっちの接続を使っているか分からない…。」という人は、ルーターの裏側(機種によっては表側)に貼ってある情報を見ることで確認することができます。
基本的には、初期設定の段階でSSID末尾「g」が「2.4GHz」、SSID末尾「a」が「5GHz」に対応しています。
無線でゲームをする人は、どちらに接続しているかをしっかりと確認してみてください。
LANケーブルのカテゴリチェック
一方、有線接続でゲームをする人は、「LANケーブルのカテゴリ」と「ケーブルの不具合」をチェックします。
まずカテゴリについてですが、カテゴリはLANケーブルのスペックを表す数値で、ケーブル本体に数字もしくは英字(EIA~)で記載されていることが多いです。
各カテゴリの特徴は以下の通りです。
「△」や「〇」で書いていますが、ゲームをするなら5e以上あればスペック的には十分です。
とは言え、中には「ずっと同じLANケーブルを使ってるから買い替えたい。」と思っている人もいるかもしれませんので、そういった人にはカテゴリ6Aをオススメします。
購入する長さにもよりますが、1,000円以内でかなりの長さのケーブルを購入できますので、買い替えを検討している人はチェックしてみて下さい。
iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル UTP Cat6a ストレート ノーマルタイプ 5m ブラック BSLS6ANU50BK
過去90日間の平均価格¥571 |
ちなみに、LANケーブルの寿命は20年~30年と言われていますが、普通に使っていても1~2年前後で不具合が起きてしまうといったことが意外と多いです。
「急にネットの速度が遅くなった。」「たまに接続が切れてしまう。」などの症状で困っている人も、買い替えを試してみると良いでしょう。
ルーター・中継機などのスペック確認
LANケーブルの次にチェックしたいのが、中継機やハブなどの接続機器(ここではルーターで統一します)です。
有線で接続する場合は、ルーターのLANポートの最大速度が1Gbps(1000BASE-T)に対応しているかどうかを確認します。
「使用しているルーターの端末名 スペック」などで検索すると、最大速度を確認することができますので、心配な人は確認しておくようにしましょう。
無線で利用している人は、IEEE802.11ac(Wi-Fi5)もしくは11ax(Wi-Fi6)規格に対応しているかどうかを確認します。有線と同じく、端末名+スペックで検索すると出てくると思います。
各接続方法でポイントを満たしていない場合は、ルーターの買い替えを検討しましょう。
オススメのルーターについては以下記事で解説していますので、買い替えが必要になりそうな人はチェックしてみて下さい。
フレッツ光・光コラボで使えるIPoE+IPv4 over IPv6接続について
参考程度に、ドコモ光・ソフトバンク光で登場したIPoE+IPv4 over IPv6接続について簡単に触れておきます。
ここ数年光回線の利用者が特に増加したことから、光回線の中でも高いシェア率を誇るNTT系の回線(フレッツ光と光コラボ)は、混雑の影響をかなり受けるようになりました。
光コラボは、フレッツ光の回線を借りてサービスを提供している光回線の事です。
簡単な覚え方として、「NURO光」「auひかり」「電力回線」以外の主要な○○光は全て光コラボと思ってもらえると良いと思います。
例:BIGLOBE光、OCN 光、ドコモ光、ソフトバンク光、ぷらら光、So-net光など
その混雑を避けるために使われるのが「IPoE+IPv4 over IPv6接続」です。
ネット上では、「IPv6接続」「IPv4 over IPv6接続」「v6プラス接続」など色々な呼ばれ方をしていますが、ほとんどはこの接続方法を指した言葉になります。
光回線 | IPoEサービス名称 |
---|---|
GMO × ドコモ光 | v6プラス |
OCN インターネット × ドコモ光 | OCN IPv6インターネット接続(IPoE) |
So-net光 | v6プラス |
ソフトバンク光 | IPv6高速ハイブリット |
ビッグローブ光 | IPv6オプション |
詳しく紹介するとかなり長くなってしまうため、ここではIPoE+IPv4 over IPv6接続のメリット・デメリットについてまとめていきます。
詳しく知りたい人は以下のページをチェックしてみて下さい。
IPoE+IPv4 over IPv6接続のメリット
IPoE+IPv4 over IPv6接続の最大のメリットは、回線混雑の影響を受けづらいことです。
この接続方式では、従来の接続方式で混雑の原因になっていた網終端装置という場所を通過せずにインターネットに接続できます。
そのため、周りに同じ回線を使っている人が多くても、混雑の影響をそこまで受けることなく、快適に通信することが可能です。
実際、この接続に切り替えたことで回線が良くなったという声はかなり見かけます。
逆に言うと、NTT系の回線を利用するのであれば、この接続方式を利用しないと、住んでいる地域によってはかなり厳しい回線状況になってしまうことが多々あります。
なので、NTT系の回線を契約する人は、しっかりとチェックするようにしましょう。
IPoE+IPv4 over IPv6のデメリット
続いてIPoE+IPv4 over IPv6のデメリットは、特定のポートが利用できない点です。
具体的な話は省略しますが、特定のポートが利用できないことにより、一部ポート開放が必須になるようなゲームで、接続が不安定になることがあります。
特に症状が出やすいのは、プレイヤー間で通信を行うP2P方式のゲームです。
人気タイトルの具体例を挙げると、「スプラトゥーン」「スマブラ」「マインクラフト」「EDF」「マキオン」「ストⅤ」などになります。
ただし、これらのゲームが絶対にできないというわけではありません。現に格ゲーのプロプレイヤーであるsakoさんは、ストⅤをv6プラス環境下でプレイしています。
なので、「何かしら不具合が起きる可能性がある」程度の認識を持っておくと良いでしょう。
(5)ソフトバンク光:IPv6でもポートの制限を受けないで少し触れましたが、 ソフトバンク光 はIPoE+IPv4 over IPv6のデメリットである「ポートの制限」を受けません。
理由は、IPv4アドレスの共有を行っていないからです。
「他の回線で不具合が起きるのが心配…。」という人は、 ソフトバンク光 を検討してみると良いでしょう。
管理人のオンラインゲーム環境とネット回線を簡単に紹介
最後に、現在の管理人の環境を紹介しておきます。
現在は、メインで使うNURO光と実験で使うSo-net光の2回線を契約しています。モバイル系のWi-Fi(Speed Wi-fi NEXT W06)も所持していますが、ゲームでは利用していません。
「SpeedTest」の速度測定結果と現在メインにプレイしているMOBA(League of Legend)のゲーム内Ping値は以下の通りです。
LoL以外にも、PS4でApexをよくプレイしていますが、東京サーバーでのPing値は遅い時で5ms~7msといった感じになっています(ロビーでのPing値です)。
また、通信速度もかなり出ているため、ゲームのダウンロードやアップデートが遅くてイライラすることもほとんどありません。
同じ回線を契約して同じ状況になるかは分かりませんが、1つのサンプルとして見てみて下さい。
まとめ:オンラインゲーム向きのおすすめネット回線5選!
今回は、オンラインゲーム向きのおすすめネット回線を紹介しました。
ネトゲをプレイする上でネット回線はかなり重要で、ちゃんとしたものを選ぶかどうかでゲームのモチベーションも大きく変わってきます。
「ラグ過ぎてゲームをやりたくない…」「ちゃんとしたネット回線を契約したい!」という方は、今回紹介した回線を利用してみて下さい。
それだけで、オンラインゲームの環境は大きく変化するはずです。
快適なオンラインゲームの環境作りの一環として、まずは『しっかりと快適なネット環境作り』から始めてみるといいでしょう。
満足できるオンラインゲーム環境をぜひ実現してください。
この記事が何かしらで参考になれば幸いです。
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