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【必見】FPSにオススメのネット回線と選び方を分かりやすく解説!
FPS系のゲームをプレイする上で重要になるのがネット環境です。
回線環境が悪い状態でゲームしていると、「ラグで撃ち負ける」「夜だけ速度が遅くなってしまう」「試合中に回線落ちする」など、色々な症状で悩んでしまいます。
そこでこのページでは、FPSを快適にプレイできるネット回線や必要になるネット環境、その他ゲームとネット回線にまつわるQ&Aなどをまとめて解説しました。
新しく契約するネット回線で迷っている人は参考にしてみて下さい。
FPSで重要になるのは「通信速度」「Ping値」「安定性」
オススメの回線を紹介していく前に、FPS系のゲームで必要になるネット環境について解説していきます。
注目するのは「通信速度」「Ping値」「安定性」の3点です。
これら3つの項目のうちどれか1つでも欠けてしまうと、FPSを快適にプレイする環境を作るのは難しくなります。
なので、この3点は必ず確認するようにしましょう。
なお、記事中盤で紹介するオススメ回線についても、この3点をメインに解説していきます。それでは、この3要素についてまずは見ていきましょう。
通信速度:速ければ速いほどGOOD!最低30Mbpsは欲しい
まずは通信速度についてです。最近はPing値という言葉が知れ渡ってきて、軽視されがちな通信速度ですが、ゲームをするなら一定数の確保は必要になります。
ダウンロード速度(下り速度)とアップロード速度(上り速度)の、おおよその目安は以下の通りになります。
測定する端末やサイトによって速度は異なりますが、遅い時で「普通(20~30Mbps)」基準の速度が出ていれば、FPS系のゲームもある程度快適にプレイできます。
逆に、「最低ライン(10~20Mbps)」基準以下の通信速度しか出ていない人は、通信速度不足によってラグが生じてしまう可能性が少し高いです。
基準が高いと思う低いと思うかはそれぞれあると思いますが、最大1Gbpsの光回線をしっかりと契約していれば、ほとんどの人はクリアしていると思います。
ほとんどの人が簡単にクリアできるため、光回線が主流になった現在は通信速度が軽視されています。
ちなみに「理想(100Mbps~)」基準は、ゲームのダウンロードや配信などが快適にできる速度目安になっていますので、こういった点も意識したい人は参考にしてみて下さい。
速度測定方法は端末によって変えるのがベストです。
- ゲーム機:ネットワーク設定から測定できる結果を参照
- パソコン:「Speedtest by Ookla」を参照
通信速度はゴールデンタイム(19時~22時頃)が最も遅くなりやすいので、一度はこの時間帯に測定することをオススメします。
「昼間は普通だけど、この時間帯だけ遅くなる…。」という人もアウトです。基本的には一番遅い時の速度を基準に考えるようにしましょう。
Ping値:低ければ低いほどGOOD!できれば20msは欲しい
続いて、FPSに向いた回線選びとして最も重要と言われるPing値についてです。
Ping値は「通信相手(プレイヤーもしくはサーバー)と1回通信するのにかかる時間」のことです。
ゲーム内のワンシーンで簡単に例えると、「弾を撃ってから相手に当たるまでの時間」になります。
最近のFPSではゲーム内で表示されることも増えており、ms(ミリ秒=0.001秒)という単位を用いて表す時間の概念です。
Ping値については以下記事で詳しく解説していますので、「Ping値ってよく分からない…。」という人は合わせてチェックしてみて下さい。
Ping値の目安数値は以下の通りになります。
基本的には「快適」基準である20ms以下を目指すとOKです。
個人の感じ方もあるため一概には言えませんが、低Ping値に慣れている人は、30msあたりを超えてくると体感できるラグを感じるようになると思います。
なので、ラグを感じたくない人は最低でも30ms以内には抑えるようにしましょう。
ちなみに、ここで紹介したPing値はゲーム内で表示される場合の基準値です。
最近のゲームはゲーム内表示させることが可能なゲームがほとんどですが、もしゲーム内で表示させられない場合は、「Speedtest by Ookla」で測定してみてください。
基準値は上で紹介した数値と同じでOKです。FPSをするならできるかぎり低いPing値を目指すようにすると良いでしょう。
ゲーム機でSpeedtestを利用すると、数値が悪くなりやすいです。
管理人の環境で言うと、「パソコン:Ping値3ms前後、PS4のWEBブラウザ:Ping値20~30ms前後」となりますが、実際にPS4でApexをやるとPing値は4~7msになります。
なので、同じようにゲーム機のWEBブラウザだけPing値が悪くなる場合は、別の端末で測定してその数値を参考にしてみると良いでしょう。
安定性:混雑する時間帯でも安定して通信できるか
最後に重要になるのが回線の安定性です。
ここまで解説してきた通信速度やPing値は、一時的に良い数値が出てもあまり意味がなく、どんな時でも安定して良い数値をキープする必要があります。
ただし、回線の安定性は数字で測れるものではないので、回線の仕組みや評判・口コミ、実測値などで判断するしかありません。
まず回線の仕組みについてですが、利用者視点として知っておいた方が良いのは、どの光ファイバーを使っているかという点です。
覚えておくと便利な光ファイバー(回線の仕組み)は以下の3種類です。
- 自社の光ファイバー(電力系の回線、au):エリアにもよるが比較的混雑しづらい
- 独自の配線網(NURO、au):利用者が少なく混雑しづらい
- ライトファイバー(フレッツ、光コラボ):利用者が多く混雑しやすい(IPv4のみ)
簡単に、「電力系」「独自配線」「NTT系」の3つで覚えるとOKです。
回線の安定性は利用者の数でもかなり変わるため、基本的には利用者が少ない「電力系」もしくは「独自配線」を利用するのがベストになります。
ただし例外的に、「NTT系」の回線でもIPv6(IPoE通信)を利用することで、混雑を避けることは可能です。
この通信方式に関しては、後半で詳しく解説しますのでNTT系の回線は契約する人はしっかりとチェックしてみて下さい。
その他の口コミ・評判や実測値については、ネット上で検索したり、速度データが置いてある「みんなのネット回線速度」を参考に調べてみるのが良いでしょう。
なお、オススメの回線の実測値や評判などについては後半で紹介しますのでそちらも参考にしてみて下さい。
ネット回線を選ぶ上では以上の3要素が重要になってきます。
冒頭で記載した通り、どれか一つでも満たしていないと快適にゲームをプレイすることができませんので、しっかりと確認するようにしましょう。
次の項目からは、以上の3点を踏まえつつオススメの回線を紹介していきます。
FPSにオススメのネット回線3選
それではここでは、FPSにオススメのネット回線を3つ紹介します。
それぞれの回線の特徴やどうしてFPSにオススメなのか、またその回線のデメリットなどもまとめて解説しますので、そういった点も考慮しつつ決めてみて下さい。
なお、各回線の順位付けはしていません。
どの回線もオススメできますので、自分に合った回線を見つけてみて下さい。
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NURO光:最大2Gbpsで現状トップクラスの回線
最大速度 | 最大2Gbps |
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月額料金 | 5,200円 (戸建てマンション共通) |
キャンペーン | 60,000円キャッシュバック |
セット割 | ソフトバンク、Y!mobile携帯・スマホ |
公式ページ | NURO光公式ページ |
【早分かり!NURO光の4つの特徴】
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1つ目に紹介するのは、SONYグループのSo-netが運営する「NURO光」です。
ここ数年でかなり有名になってきた光回線で、ゲームをしている人であれば一度は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
まずはそんなNURO光の回線の特徴から見ていきましょう。
最大2Gbpsの高速通信と圧倒的な応答速度で人気の回線
NURO光の最大の魅力は「最大2Gbpsの高速回線」と「Ping値の低さ」です。
速度測定サイトとして有名な「みんなのネット回線速度」のデータを見てみると、全国規模の回線としては最速の通信速度・Ping値になっています。
(100人の平均データ) |
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「え?Ping値12msって遅いんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、この数値はあくまで「みんなのネット回線速度サーバー」とのPing値なので、数値は気にしなくてもOKです。
重要なのは、実測値のデータとして既存の主要光回線の中でトップという点になります。
若干オーバースペック感はあるものの、「最高の回線環境を作りたい!」という人であれば、NURO光が筆頭候補になるのは間違いないでしょう。
なお、NURO光は2Gbpsプラン以外にも6G/10G/20Gといった、より高速なプランも用意しています。
エリアが限られてしまったり、専用の機器が必要だったりと手間はかかってしまいますが、気になる人はこれらのプランもチェックしてみると良いかもしれません。
開通までの期間・サポートの対応は不評が多い
回線の環境としては最強のNURO光ですが、もちろんデメリットもあります。特に不評が多いのは、「工事の遅さ」と「サポートの悪さ」の2点です。
どちらもSo-netが手を出せない範囲(関われない範囲)なので仕方がないことではありますが、NURO光を契約するならこの2つのデメリットは知っておいた方が良いと思います。
工事は1ヶ月以内に終わったという人も多くいますが、逆に2ヶ月以上かかったという人もそこそこの数がいます。
工事期間は住居次第になりますので、引越しに合わせてNURO光を契約しようと考えている人や新しく契約しようと考えている人は、遅くなる可能性を考慮しつつ申し込みをすると良いでしょう。
NURO光の開通工事について、簡単に追記しておきます。
ネット上では、「NURO光の開通工事が遅いのはNURO光が問題だ!」という人が多くいますが、実際のところSo-netが悪いわけではありません。
配線の設備状況把握や工事業者の依頼はNTTが行っており、So-netが口を出すことができる範囲ではないからです。
むしろSo-net側からしても、開通しないと料金が発生しないため、少しでも早く開通してほしいと思っていると思われます。
とは言え、工事が遅くなってしまうことがあるのは事実なので、その点についてはしっかりと把握した上で申し込むようにしましょう。
NURO光は、通信速度・Ping値・安定性という回線の質で見ると日本の中でもトップクラスです。
現に都内複数のesports施設やゲーミングハウスでも採用されていますし、人気の配信者でも利用している人が多い回線になっています。
そのため、開通まで少し時間がかかることはありますが、開通後の満足度はかなり高くなっていると言えるでしょう。
なお、現在NURO光は契約時に60,000円貰えるキャンペーンを実施しています。
利用するだけでかなりお得に契約することができますので、契約を検討している人はぜひチェックしてみてください。
auひかり:独自配線で既存1Gbpsの中では高速&安定
最大速度 | 最大1Gbps |
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月額料金 | 戸建て:2,499円 (マンション:2,389円) |
キャンペーン | 最大3年間月額料金大幅割引 戸建て:2,499円⇒2,880円~ マンション:2,389円⇒2,500円~ |
セット割 | au携帯・スマホ |
公式ページ | auひかり(So-net) |
【早分かり!auひかりの3つの特徴】
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2つ目に紹介するのが、NURO光と並んでゲーム界で人気があるauひかりです。
特に関東圏のauひかりは、KDDIが自社で所有している光ファイバーを利用しているため、NURO光に負けず劣らずの性能を持っています。
それではauひかりの回線の特徴を見ていきます。
既存の1Gbps回線の中では安定した高速通信と応答速度
NURO光と被る内容ではありますが、auひかりの特徴は独自回線ならではの「高速通信」と「応答速度の速さ」です。
最大2GbpsのNURO光のスペックと比べると若干劣ってはしまいますが、それでもFPSをするには十分以上の回線性能になっています。
実測値のデータは以下の通りです。
(100人の平均データ) |
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コロナ禍の影響で平均Ping値は少し悪くなってしまっていますが、通信速度に関しては光回線の中でもかなり速い部類になっています。
Ping値の悪化に関しても、ネット上での口コミ等を見る限り、ゲームに影響はほとんどなさそうです(以前は17ms前後でした)。
また、関東の一部エリア限定にはなりますが、auひかりにも5G/10Gといったより高速な通信プランが用意されています。
現状使える場面が多いわけではありませんが、au携帯を使っていて5G/10G回線を使ってみたいという人は検討してみると良いでしょう。
開通までが少し遅い&マンションではプランが選べない
auひかりのデメリット1つ目は、開通工事の期間が少し遅い点です。
auひかりも独自の回線、もしくはダークファイバーを利用している回線になるので、NTT系の回線を利用したサービスと比較すると工事が遅めになってしまいます。
申し込みから開通までの目安は、おおよそ1ヶ月前後です。極端に遅くなるといった例もほとんどないので、基本的にはこれくらいの期間で想定して申し込むと良いでしょう。
続いて2つ目は、マンションタイプでプランが選べない点です。
例えば、マンションで1Gbpsのプランを契約したくて申し込んだとしても、建物が100Mbpsにしか対応していないと、最大100Mbpsのプランになります。
そのため、マンションで契約する人は、あらかじめどのプランになるかを確認してから申し込むようにしましょう。
他の回線とスペック自体は変わらないauひかりですが、蓋を開けてみるとゲームにはかなりオススメできる回線になっています。
提供エリアも全国約70%に対応しており、NURO光と比べて契約できる人もかなり多いです。
また、キャンペーンもかなりお得で、人気プロバイダである So-net から申し込むことで14,154円の割引を受けることができます。
戸建てで3年、集合住宅で2年の間、かなり安い月額料金で利用できるため、気になる人はチェックしてみて下さい。
ドコモ光:v6プラス通信で時間帯問わず安定
最大速度 | 最大1Gbps |
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月額料金 | 戸建て:5,200円 (戸建て:4,000円) |
キャンペーン | 最大2,000円キャッシュバック |
セット割 | ドコモ携帯・スマホ |
公式ページ | ドコモ光(GMOとくとくBB) |
【早分かり!ドコモ光の3つの特徴】
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最後3つ目に紹介するのが、NTTdocomoが運営するドコモ光です。
NURO光やauひかりと比較すると回線の品質は劣ってしまいますが、ドコモ携帯・スマホのセット割が唯一できる光回線になるので、紹介していきます。
とは言え、しっかりとしたプロバイダを選べば快適にオンラインゲームをすることは可能なので、ぜひチェックしてみて下さい。
なお、ここで紹介するドコモ光に関しては分かりやすくするために、プロバイダを「GMOとくとくBB」に固定しています。
v6プラスでいつでも安定&ドコモのセット割が使える
ドコモ光の魅力は、「v6プラス通信で夜でも安定」と「ドコモのセット割が使える」という2点です。
ドコモのセット割に関してはそのままなので、ここではNTT系の回線で利用できる「IPoE+IPv4 over IPv6通信(v6プラス)」について見ていきましょう。
上の項目でも紹介した通り、現在NTT系の回線は利用者が多く、普通に利用しようと思うと混雑の影響をもろに受けて、回線の質がかなり下がってしまいます。
そこで活躍するのが「IPoE+IPv4 over IPv6通信」で、一般的にはIPv6接続やv6プラス、v6アルファのような名前が付いているサービス(以下v6プラスで統一)です。
このv6プラスを利用することで、時間帯問わず混雑の影響を受けない快適な通信ができるようになります。
また、プロバイダGMOとくとくBBであれば、v6プラスが利用できる高性能なルーターも無料でレンタルできるため、より安定した回線を期待できます。
少し長くなってしまいましたが、以下ドコモ光の実測値データです。
GMOとくとくBBは公式サイトにて、実際のユーザーの実測値を地域毎(近畿や九州など)にまとめて公開しています。
有線のみのデータではありますが、約2,000件とデータ量もそこそこ多くなっていますので、契約を検討している人は自分の地域をチェックしておくと良いかもしれません。
ドコモ携帯・スマホユーザー以外は契約優先度低め
回線の質はそこそこ良質なドコモ光が特にオススメのユーザーは、携帯・スマホのセット割が適用できる人になります。
と言うのも、先ほど紹介したv6プラスサービスは現在多くのNTT系回線が導入しており、ドコモユーザー以外が特別ドコモ光にこだわる必要はないからです。
auやソフトバンクなどを利用している人で、NURO光やauひかりに対応していない人は、ソフトバンク光やその他の光回線(特に電力系回線)を検討してみると良いでしょう。
ドコモ光はドコモユーザーにオススメできる回線になっています。
特に人気のプロバイダ「GMOとくとくBB」は、ドコモ光だけでなく光回線全般の中でも、そこそこ良い実測値データを残しているプロバイダです。
「GMOとくとくBB × v6プラス」を利用することで、かなり快適なネット環境を作れる可能性が高いでしょう。
なお、GMOとくとくBBでは最大2,000円のキャッシュバックを実施中です。契約を検討している人は合わせてチェックしてみて下さい。
その他:少し特殊だけどオススメできる回線
続いて、上で紹介した3つと比較して少し特殊なものの、FPSにオススメできる光回線をいくつか紹介していきます。
エリアが限定的であったり、値段が少し高かったりしますが、快適に環境を作ることはできますので、気になる人はチェックしてみて下さい。
電力回線(eo、コミュファ、MEGAEGG、pkr_nxtra、BBIQ)
まずは独自の光ファイバーを所有している地域限定の電力回線です。各回線とエリアの対応表は以下の通りになります。
これらの回線は独自の光ファイバーでサービスを提供しています。そのため、回線の質はNURO光やauひかりと同様かなり高く、FPSにかなりオススメできる回線です。
ただし、これらの回線を契約する人は以下の点には注意して下さい。
電力回線の中でも各回線ごとにそれぞれ以下の点に注意してください。
- eo光:月ごとに通信料制限がある(1Gプラン:5TB/5Gプラン:10TB/10Gプラン:20TB)
- MEGAEGG光:1日で30GBの『アップロード』で制限
- ピカラ光:3日間で150GBの『アップロード』で制限
- BBIQ光:IPv6に非対応(Ping値が少し遅め)
基本的にゲームをしているだけであれば、制限に掛かることはないです。
ゲーム以外で大容量のデータをアップロードもしくはダウンロードするような人は、制限にかかる可能性もありますので、注意するようにしましょう。
なお、これらの回線は全てau携帯・スマホとのセット割が適用できます。
「au携帯・スマホ使ってるけどauひかりが契約できない…。」というような人は特にオススメなので、チェックしてみて下さい。
3大キャリアの1つソフトバンク光
続いて3大キャリアの1つでもあるソフトバンク光です。
ソフトバンク光はネット上では酷評されがちですが、実際のところ回線の質は悪くなく、FPS系のゲームも十分快適にプレイすることができます。
ソフトバンク光もNTT系の回線に分類されるので、回線の混雑を避けて通信ができる「IPoE+IPv4 over IPv6通信」がポイントになってきます。
ポイントになってくるのですが、ソフトバンク光はこのサービスを利用するために、専用の機器を月額500円でレンタルしなくてはなりません。
BBユニットを必ずレンタルする必要がある。
また、自前のルーターを持っていない人が無線(Wi-Fi)を利用するのにも、追加でさらに500円のオプションが必要になってきます。
総合的に見ると他の回線よりはオススメ度が下がるといった感じです。
ただし、ソフトバンク携帯・スマホを利用している人であれば、これらのサービスをまとめて500円で利用することができます。
そのため、「ソフトバンクスマホだけど、NUROが契約できない…。」というような人は検討してみる価値は大いにあるでしょう。
キャンペーンもそこそこ豪華になっていますので、気になる人はチェックしてみて下さい。
少し高いけど特殊なサービスを提供しているプロバイダ
最後に紹介するのが、少し高いけど特殊なプロバイダです。プロバイダの紹介になるので、基本的にはフレッツ光と合わせて契約するといった形になります。
全て同じネットフォレストという会社が提供しているため、まとめて紹介します。
- Gaming+(ゲーミング+):月額2,980円
- かもめインターネット:月額2,410円
- ちょっパヤ!ネット:月額2,191円
- 府中インターネット:月額1,680円
- 極(KIWAMI):月額1,580円
これらのプロバイダは、利用料金こそ高いもののサービスの質は高いです。
中でも、「Gaming+」はeSportsゲーマー向けプロバイダとして宣伝されており、プロチームである「DetonatioN Gaming」が採用しているプロバイダでもあります。
実際の実測値データも悪くなく、FPSには向いているプロバイダです。ただし、フレッツ光と合わせて契約したとすると月額8,000円近くの金額になってしまいます。
また、携帯・スマホとのセット割もないため、金額面は最高クラスに高いです。
ここまで紹介した5,000円前後のネット回線でも十分快適にゲームをすることはできますので、余程予算に余裕がある人以外にはあまりオススメできません。
とは言え、v6プラスにおける固定IPのような特殊なサービスもあるため、必要な人は契約してみると良いでしょう。
Gaming+については、以下記事で詳しく解説しているため、気になる人はそちらもチェックしてみて下さい。
大元のネット回線については以上になります。
使っている携帯・スマホのキャリアやキャンペーン・月額料金の予算、住んでいるエリアなどから、自分に合った回線を見つけてみて下さい。
個人的な優先度ランキングとしては、以下のような感じです。
対応エリアに入っているならNURO光がオススメです。
対応エリア外の人に関しては、契約しているスマホに合わせてauひかりもしくは電力系、ドコモ光、ソフトバンク光を使い分けるようにすると良いでしょう。
格安SIM(MVNO)を使っている人に関しては、「NURO光 ⇒ auひかり(電力系) ⇒ その他のNTT系」をオススメします。
自分の環境に合わせて、最適な回線を選んでみて下さい。
FPSをする上で回線以外に注意したい3つの項目
続いては、ネット回線に合わせて確認したい周辺機器についてです。
FPSを最高の環境でプレイするなら必ずチェックしたい項目になりますので、ぜひチェックしてみて下さい。
有線接続するためのLANケーブル
まず1つ目はLANケーブルです。
安定性が欠ける無線(Wi-Fi)ではFPSを快適にプレイできる可能性が低いため、LANケーブルを利用した有線接続でプレイするようにしましょう。
そしてこのLANケーブルを使う際に気を付けたいのが、ケーブルの「カテゴリ」と「断線」です。
カテゴリはLANケーブルのスペックを表した数値で、現在販売されているLANケーブルでは以下の5種類の中から選ぶことになります。
基本的には5e以上のスペックがあれば十分ですが、FPSをするなら6Aをオススメします。
必要とする長さにもよりますが、1mで約300円、10mでも1,000円以内で購入することができるため、過度な負担になることはないでしょう。
iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル UTP Cat6a ストレート ノーマルタイプ 5m ブラック BSLS6ANU50BK
過去90日間の平均価格¥571 |
続いて「断線」については、初期不良もしくは継続的に利用していることの経年劣化で起きることがあります。
使用方法にもよりますが、おおよそ3~5年で経年劣化になってしまう可能性が高いため、それくらいの時期を目途に買い替えるようにしましょう。
LANケーブルについては、以下記事で詳しく解説していますので、LANケーブルを新たに買い替える人は参考にしてみてください。
ゲーム機と接続しているルーターもしくはハブ
2つ目は、ルーターやハブ(中継機など)についてです。これらの機器でチェックするのは、「経年劣化」と「LANポートの最大速度」の2つになります。
まず確認したいのが、LANポートの最大速度です。
最近のルーターは基本的に問題ないですが、一昔前のルーター(3年以上前など)は最大100Mbpsまでしか対応していないということがあり得ます。
自分が使っているルーターの機種名をネットで検索すると最大速度が出てきますので、最大1Gbpsに対応していない物を利用している人は、買い替えを検討しましょう。
続いて、ルーターのLANポートの故障についてです。
これはLANケーブルと似た内容になりますが、長期間同じルーターを利用していると処理能力が落ちてしまったり、内部的な問題が起きやすくなってしまいます。
使用方法やスペックにもよりますが、買い替え目安時期は約5年です。
「そういえばずっと同じルーター使ってるかも…。」という人は、一度買い替えを検討してみると良いでしょう。
プレイしているゲーム機器(パソコンやPS4など)
最後がプレイしている端末についてです。
ゲーム機器が原因でラグが起きることはほとんどありませんが、もしあるとすると「LANポートもしくは内部の故障」のいずれかが原因になると思います。
「LANケーブルもルーターも壊れてないのにおかしい…。」という状況になった場合は、ゲーム機器の不具合を疑ってみて下さい。
ゲーム機が壊れている場合は、各機器に応じて対応が必要になってきます。
パソコンであればLANポートの増設、Switchであればコネクタの買い替え、PS4なら修理もしくはUSB変換コネクタの購入などが基本的な対処法です。
頻繁に見かけるものではありませんが、念のため覚えておくと良いでしょう。
おまけ:ゲームと通信速度に関するQ&Aまとめ
最後に、ゲームと通信速度に関するよくある疑問をまとめました。
気になるモノがあれば合わせてチェックしてみて下さい。
モバイルWi-FiやホームルーターでFPSはできる?
モバイルWi-FiやホームルーターでのFPSは基本的にオススメしません。具体的な例を挙げると以下の回線群です。
- モバイルWi-Fi:WiMAXシリーズ、○○Wi-Fiシリーズ
- ホームルーター:WiMAXシリーズ、ソフトバンクエアー、Wi-Fi HOMEなど
あまり回線が重要でないゲームであれば問題ありませんが、FPSのような特に回線が重要なゲームではかなり厳しくなります。
もちろん地域によっては、不満がない程度でプレイができることはありますが、安定性に欠けてしまうため、繋ぎ程度の利用にとどめるようにすると良いでしょう。
光回線が使えない時のオススメ回線はありますか?
光回線が使えない場合、選択肢として残るのは4つです。
- モバイルWi-Fi
- ホームルーター
- CATV(ケーブルテレビ)回線
- ADSL回線(電話線)
上で紹介した通り、モバイルWi-FiとホームルーターでのFPSは厳しいです。
かと言って、CATV回線(Jcomやイッツコムなど)もイマイチなことが多いですし、ADSL回線に至っては2023年にサービスが終了してしまう古い接続サービスになります。
なので中々難しいのですが、強いて選ぶとするとCATV回線がオススメです。住んでいる地域や周辺の環境にもよりますが、この中では安定した回線になる可能性が高いと思われます。
ただし、あくまで可能性があるだけで不安定になることも多いです。
なので、「光回線がどうしても使えない…。」という人は、色々な回線を試してみて、自分に合ったものを見つけてみるのが良いでしょう。
田舎に住んでいるとPing値は悪くなりやすい?
地域によるPing値差は実際にあります。
と言うのも、ゲームのサーバーは都心に集まっていることが多く、田舎からの通信は都心と比べて物理的な距離ができてしまうためです。
例えば、那覇と東京の距離は直線距離で1,556kmです。仮に那覇から東京まで光が直線に走っても、最低5msは掛かってしまいます。
実際は、直線ではなく海底にケーブルを通して接続しているため、5msよりも大幅に遅くなるのが普通です。
ネット上で「回線を良くしたいなら都心に引っ越すのがベスト」と言われているのも、間違いではないということになります。
通信速度と良いとPing値は良くなる?(通信速度とPing値は比例する)?
これも勘違いしている人が多いですが、通信速度とPing値は基本的に比例しません。
例えば、最大100MbpsのVDSL回線と最大962Mbpsのソフトバンクエアーであれば、VDSL回線の方がPing値が良くなる可能性はかなり高いです。
ただ、通信速度が速い方がPing値が良くなりやすいという傾向はあります。
ポイントになるのは、どういった回線を利用しているかという点です。基地局から無線で飛ばしているか、有線で飛ばしているのかなどが重要になってきます。
とは言え、このページで紹介しているネット回線であれば、Ping値が問題を抱える可能性は低いため、心配しなくても良いでしょう。
まとめ:FPSにオススメのネット回線
このページでは、FPSをするために必要になるネット環境やオススメのネット回線、周辺機器のチェック項目などをまとめて解説しました。
主題でもあるオススメの回線について再度まとめると、以下のような感じになります。
ネット上での評価は分かれがちですが、それでも最有力候補は NURO光 になると思います。
その他については、携帯とのセット割や対応エリア、予算などを考えつつ決めてみると良いでしょう。
FPSゲームは回線がかなり重要になってきます。自分に合った回線を見つけて快適なゲームライフを送ってみてください。
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