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ネット回線の営業に騙されるな!悪質な営業の手口とその対処法を公開
インターネットの申し込みで最も怖いのが、訪問や電話などによる営業です。
あたかも乗り換えは当たり前と言わんばかりに、しつこく勧誘してくるため、ついつい巧みな営業トークに乗せられて申し込みをしてしまう方も多いと思います。
酷いケースでは、申し込みをした事すら気付かず、「気付いたら違うサービスに申し込んでいた」なんてこともありえます。
ネット回線に関しては、しつこい勧誘は後を絶ちません。
営業・勧誘が来る仕組み
インターネットサービスの営業を行っているのはプロバイダではなく、多くの場合、代理店が行っています。
代理店は実際にサービスを提供しているプロバイダとは全く別会社で、申し込みの取次ぎ業務のみを行います。
プロバイダと代理店が別会社であるだけでなく、各代理店同士もまた全く別の会社です。
そのため、基本的に全く情報の共有がありません。
そのため、一度断ったネット回線でも、また別の代理店から同じ回線の勧誘を受けることがあります。
基本的に代理店同士の繋がりはありませんが、場合によっては代理店同士で提携を行っていたり、またはグループ会社などで代理店同士が繋がっている場合もあります。
ただ、通常、同じサービスを販売する代理店同士が一緒になることはありません。
基本的にはauひかりやNURO光など異なるサービスを販売する代理店同士が手を組んでいることがほとんどです。
このように異なるサービスの代理店同士が手を組めば、代理店同士での競合が無くなるだけでなく、顧客情報を共有することが出来ます。
もちろんグループ会社とは言え、お客様には別のサービスでなおかつ別の代理店として営業をかけるので、顧客情報を共有すれば、以前に断った経緯などの情報も共有できるので、勧誘がやりやすくなるメリットがあります。
悪質な勧誘の手口
基本的にしつこい勧誘は断れば良いのですが、場合によっては巧みなトークにダマされてしまう場合があります。
悪質な営業活動をする会社の場合、「申し込みは義務なんだ」と勘違いさせることによって勧誘を行っているので、気付かないうちに申し込みをさせられているケースも目立ちます。
例えば、悪質な営業マン達はこんな言い回しを使ってきます。
格安ネット回線のご案内です。皆さん順次切り替えてもらってますので、お願いします。
NTTの者です。お住いの地域に速度改善工事のお知らせにきました。
電話回線工事が完了しました。NTTですので、ネットに関しても皆様順次お切り替えさせていただきますので、お願いします。
このような言い方をする事で、「申し込み」という概念が消え「必然的な工事」だと勘違いをさせる事で無理やり契約させられてしまいます。
警戒が強い方ならまだしも、何も知らないお年寄りであれば簡単にダマされて申し込みをしてしまうでしょう。
こういった勧誘が来たら、すぐに返事はせずに、契約しているプロバイダに事実を確認することをお勧めします。
また、NURO光やauひかりの営業であっても、営業マンによっては「NTT」と名乗ることで信用を得ようとする場合があります。
事実NURO光やauひかりの一部でもNTTの光ファイバーが実際に使われているので、「NTTと名乗っても嘘ではない」という認識で勧誘を行っているのでしょう。
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悪質営業の対処方法
最近は電気通信事業法の改定や、各事業者から代理店への指導などによって営業の手口は改善してきています。
そのため、インターネットの悪質な勧誘による被害は、ある程度予備知識があれば、基本的に予防することが可能です。
実際に悪質な営業マンがやって来た時の対処や注意点についてお話します。
お知らせには要注意
上記の悪質な手口でもご説明したとおり、悪い営業マンは営業活動であることがばれないように、あらゆる手口で勧誘してきます。
マンションの設備が切り替わったので交換に参りました。
インターネットの料金が安くなったのでお知らせです。
インターネットの乗り換えを促す営業であることがばれないような言い方には特に注意が必要です。
このようなお知らせが来たら、一度断り必ず自分が使っているプロバイダに事実関係の確認をしましょう。
会社名を必ず確認
インターネットの営業活動はプロバイダが直接行う事はほとんどありません。基本的に販売委託を受けた代理店が行っています。
通常、代理店が営業活動を行う時、自分の会社の名前をきちんと伝える必要があります。
会社名を言わずに、「So-netの者です」や「KDDIの者です」、「NTTの者です」
などと回線事業者を名乗り、自分の会社の名前を言わない営業方法は禁止されています。
このような代理店は基本的に悪質な営業を行っている可能性が非常に高いです。
基本的にSo-netにしろKDDIにしろ、回線事業者から直接連絡が来るのは実際にインターネットの申し込みをした後です。
申し込みすらしていないのに、大手プロバイダなどが訪ねてきたり連絡が来る場合は、ほぼ営業だと思っていいでしょう。
その他に、自分が何者か一切言わない営業マンには最も注意が必要です。
例えば、「回線事業者の者です」や「プロバイダの者です」、「お使いのインターネットの件でお知らせです」などとしか言わず、
どこの回線事業者でどこの会社なのか一切分からないような営業マンが訪ねてきたら、間違いなく悪質な営業なので、すぐに追い返しましょう。
マシンガントークには注意
これは詐欺でも良く使われる方法ですが、とにかくマシンガントークでしゃべりまくり、相手に考える隙を与えない手口には注意しましょう。
例えば、こんなやり取りが有ります。
新しい高速回線が開通しました。回線のお切り替えのお知らせです。
はい。
(そうなんだ…。)
ネット回線が速くなる分には問題ないですよね?
はい。
(まぁ、速くなるなら…)
切り替えに関しては無料ですので安心してください。
はい。(まぁ、無料なら)
毎月の料金も安くなります。
はい。(料金も安くなるんだ…)
この条件なら問題ありませんよね?
はい。(問題はないけど?)
安くするためにプロバイダも切り替えます。
はい。(どういうことだろう?)
かしこまりました。お任せください。
はい。(え?何かするのかな?)
確認のサインだけお願いします。(契約完了したぜっ)
はい。(何の確認か分からないけど、まぁいいか)
このように、お客様に「はい」を連発させ、考える隙を与えないようにします。
「なんだか良く分からないが、料金が安くなってインターネットの速度が速くなるなら別にいいか~」とそのまま申し込む流れになってしまいます。
しかも、個人情報に関わることなので営業マンはお客様が現在インターネットで払っている金額なんて本当は知りません。
また、速度に関しては別記事「NURO光の悪質営業にダマされないために!詳しい手口や対処法を公開!」でも紹介していますが、NURO光などの高速回線では非常に良く聞く営業トークの1つです。
回線速度は実際に繋いでみるまでどれくらいの速度が出るか分からないため、絶対に速くなる保証はありませんので注意して下さい。
マシンガントークでベラベラ話されたら、「まぁ、いいか~」と申し込んでしまいそうですが、実際に冷静になって考えてみると、逆に料金が高くなることもあれば、
現在利用している回線の解約金がかかるなど、損をしてしまうこともあります。
契約は口頭でも成立するので、勧誘を受けた際、絶対にすぐに即決しないようにしましょう。
内容をきちんと理解していない場合、絶対に申し込みをしてはいけません。
曖昧な返事は出来るだけ避け、断るときはハッキリと断りましょう。
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もし契約してしまったらどうすればいい?
電気通信事業法が改正され、平成28年5月21日以降、光ファイバーなどのインターネットの申し込みでは、
契約の内容について書面で申込者に交付することが義務付けられました。
書面を受け取った時点から8日以内であれば、申込者の都合でキャンセルをする事が出来ます。
そのため、仮に口車に乗せられて返事をしてしまったとしても、後から冷静に考えたときに「ダマされた!」と思ったら迅速にキャンセルを申し出ましょう。
また、この電気通信事業法の改正には、申し込み前の説明の義務が強化されています。
例えば、今までお年寄りがターゲットとなり、契約の必要が無いにも関わらず、インターネット契約の乗り換えを強要されていた事実が存在します。
しかし、これからは申し込み時の説明として申込者の経験や知識に基づいた配慮が必要になります。
つまり、営業を行う販売店側は申し込み者がきちんと契約内容や契約の必要性を理解していない場合、契約を進める事が出来ません。
詳しくは総務省が掲載している電気通信サービスの消費者保護ルールの見直しをご覧ください。
光ファイバーには更なる救済もある!
事業法によると契約書類を受け取ってから8日以内であればキャンセルは可能ですが、逆に考えると8日経過した後に、後悔してもキャンセルが出来ません。
光ファイバーなどの固定回線の場合、基本的に開通に時間がかかり8日経過した後に、工事の連絡や、実際に工事業者がやって来るまで、ダマされたことに気付かないケースがあります。
すでに8日が経過してしまっているのでキャンセルは出来ないかと思われますが光ファイバーの場合、まだ救済策が残っています。
光ファイバーの契約は工事前であれば基本的に無料でキャンセルが可能です。
工事前というのは、まだ事務処理の段階なのでインターネットは開通していません。
どこの事業者で光ファイバーの申し込みをしても、工事前であれば無料でキャンセルが出来ます。
そのため、仮に書面を受け取ってから8日以上経過してしまったとしても、工事自体が行われていなければキャンセルが可能となります。
代理店申し込みの場合キャンペーン自体も適用されない
悪質な勧誘だけでも迷惑なのですが、このような電話や訪問営業でネット回線を申し込んだ場合、他にもデメリットがあります。
それは、キャッシュバックなどのキャンペーンが適用されない点です。
電話や訪問場合、基本的に人件費がかなりかかってしまうので、代理店の営業コストが上がってしまい、申込者に還元できないためです。
そのため、キャンペーンの面から見ても、ネット回線の勧誘で申し込みをしてしまうと損をする可能性があります。
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