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【必見】速度測定サイトのPING値がゲームには適用できない理由は!?
PING値はオンラインゲームでは非常に重要な意味を持った数値です。
「オンラインゲームは回線速度が重要!」という人もいますが、ラグという面に関しては回線速度よりもPING値の方が重要な数値になります。
しかし、ゲーム内でPING値が分かるケースはかなり稀です。
「回線速度測定サイトで分かる!」という人もいますが、実はそういった測定サイトのデータは、ゲーム内では当てにならないことの方が多くなります。
では、なぜこういったサイトのデータはあてにならないのでしょうか。
そもそもPING値ってどういったものなの??
まずは、PING値のおさらいをしておきます。
※PING値について
PING値とは『○○ms(ミリ秒=1/1000秒)』という単位で表される数値で、一般的には『応答速度・レイテンシ』という風に言われています。
聞きなれない言葉かもしれませんが、ゲームでは単に『データの送受信にかかる時間』のことを指します。
ゲームの例えに置き換えると、『攻撃や回復など何かしらのコマンドを入力した時に、その行動が自分の画面に反映されるまでの時間』がPING値です。
つまり、(ゲーム内でのタイムラグ)=(PING値)とも言えます。
PING値が時間を指すのに対し、PINGはこの一連の動作の事を指します。
つまり、以下の図のような感じです。
そして、PING値はもちろん低い(小さい)に越したことはありません。
『PING値が低い=タイムラグが少ない』ということになりますので、ラグのない快適なゲーム環境を作るにはPING値の低さが絶対条件と言っても良いでしょう。
ゲームによってPING値は異なった数値になる
PINGは自分と相手のサーバー間で行うものです。
ゲームが変わるということはゲームのサーバーも変わる(ゲーム毎にサーバーが違うため)ことになりますので、もちろんPING値も異なってきます。
ゲームによってPING値も違った数値になる。
つまり、PINGのやりとりをするサーバーによってPING値が変わるということです。
これが本題の『測定サイトのデーターが当てにならない』という理由に繋がってきます。
測定サイトのデータは意味なし?ゲームでは当てにならないワケ
PING値の測定方法として頻繁に用いられるのが、『Speedtest.net』や『Fast.com』のような速度測定サイトを利用した方法です。
確かにこれらの速度測定サイトでもPING値を測ることが出来ます。
しかし、これらはあくまで『測定サイトサーバーのPING値』であって、本当に知りたい『ゲームサーバーとのPING値』ではありません。
PING値は全く別物になるため参考にならない。
既述しましたが、PING値は相手サーバーによって全く数値が異なるものです。
つまり、速度測定サイトで測定されるPING値をゲーム内でのPING値としてそのまま当てはめるのは、正確さに欠けるということになります。
測定サイトのサーバー≠プレイしているゲームサーバー
当たり前かもしれませんが、ゲームサーバーと測定サイトのサーバーは別物です。
物理的な距離も違いますし、それぞれの反応速度も違います。
ちなみに測定サイトでのPING値測定は、測定時に一番優秀な数値が出るであろうサーバーが検出され、自動的に適用される仕組みです。(自分で選ぶこともできますが)
そのため、測定サイトの速度・PING値はある程度良い数値になります。
測定サイトとゲーム(LOL)では全然違う。
一方、ゲームで測るPING値は測定サイトのデータと比べて悪くなるのがほとんどです。
これは、物理的な場所が測定サイトより遠い場合が多く、なおかつゲームによっては混雑等に巻き込まれる可能性があるのが原因になるでしょう。
結論的には、サーバーが違うためPING値は全く違う数値になるということです。
正しいPING値を測定する方法はあるの??
正しいPING値の測定方法は2つだけです。
・ゲーム内でPING値が表示されるものを確認する ・コマンドプロンプトを利用してPING値を確認する |
それぞれ簡単に紹介していきます。
(1)ゲーム内で表示されるPING値を確認する
1つめは、ゲーム内で表示されるPING値を確認するだけです。
言葉通りになってしまいますが、FORTNITEやPUBGなどの一部ゲームでは、ゲーム内設定でPING値を画面に表示させることが出来ます。
これは、れっきとしたゲームサーバーとのPING値なので信頼性はかなり高いでしょう。
PING値を表示することが出来る。
しかし、ゲーム内で表示させられるゲームはかなり少ないです。
最近では少しずつ増えていっているような気がしますが、それでもFPS、TPS、MOBAのようなゲームでしか表示されることはありません。
そのため、利用できるシーンはかなり限られてしまうでしょう。
(2)コマンドプロンプトを利用してPING値を確認する
2つ目の方法は、コマンドプロンプトを利用する方法です。
この方法はパソコンでしか行えませんが、Switch・PS4などのゲーム機でプレイするゲームのPING値も正確に測ることが出来ます。
コマンドプロンプトを開く手順は、パソコンのスタートメニューの検索で『cmd』と入力して検索をするだけです。
相手サーバーとのPING値を測定出来る。
後は『ping ゲームのサーバーIP』を入力するとPING値を測定することが出来ます。
しかし、この方法にも欠点があります。
それは、ほとんどのオンラインゲームはゲームサーバーのIPを公開していないという点です。(FF14などの一部ゲームは公開していますが…。)
つまりこの方法も、実用性はかなり低いということになります。
PING値が低いと言われるネット回線を利用するのが一番
ここまで解説してきた通り、PING値を正しく測定できるケースはかなり少ないです。
つまり、ほとんどの場合においてPING値は判断できません。
PING値を測定することは出来ない。
特に、回線速度が遅くてPING値が低いということもあれば、回線速度は速いのにPING値が高いというようなことも少なくはないため、なおさら難しいです。
対策としてベストな方法は、PING値が低いと言われているネット回線を利用することです。
もちろん使うかどうかは人によりますが、「とにかくPING値を低く快適にゲームがしたい!」という人には以下の回線をオススメします。
ネット回線 | 月額料金 | 特徴 |
---|---|---|
NURO光 | 5,200円 ※戸建て/マンション共通 |
|
auひかり | 戸建:5,390円 集合:4,180円 |
|
ドコモ光 | 戸建:5,720円 集合:4,400円 |
|
いずれの回線も低いPING値を出すことが出来るため、快適にゲームをプレイすることが出来るでしょう。
回線によってキャッシュバックの金額やスマホとのセット割など、色々な特徴がありますので別記事「 【ネトゲ廃人が選ぶ】オンラインゲームのおすすめネット回線5選!」も合わせてチェックしてみて下さい。
まとめ:測定サイトがゲームのPING値として当てにならないワケ
今回は、速度測定サイトが当てにならない理由をメインに解説しました。
オンラインゲームのPING値を測る時に使える正しい方法は、『ゲーム内での確認・コマンドプロンプトを利用して確認』の2つだけになります。
とはいえ、測定サイトの測定も参考にならない訳ではありません。
例えば、測定サイトで50msの場合はゲームではさらに数値が高くなる可能性が高いため、快適にゲームをすることは難しいと判断できます。
いずれにせよ、ベストな方法は、PING値が低いと言われる回線を利用することです。
回線を気にすることなくゲームがプレイできるようになりますので、気になる方は回線の切り替えもチェックしてみて下さい。
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