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【ウルトラスペック】オンラインゲームで10G回線のスペックは必要?
「最大10Gbpsの回線でオンラインゲームをプレイしたらどうなるの!?」
回線が重要と言われるオンラインゲームだからこそ、こういった疑問を持つ人もいるでしょう。
現状、一般的な家庭向きで最速と言われている NURO光 の最大2Gbps回線でオンラインゲームが快適になったと言う口コミは非常に多いです。
それなら、最大10Gbpsの回線を使うことでさらに快適にプレイできるようになるのでしょうか。
ここでは、オンラインゲームと最大10Gbps回線について解説します。
【結論】今のオンラインゲームで10Gbpsは意味なし!だけど…
結論から言えば、現在のオンラインゲームで最大10Gbpsの回線はあまり意味がないと言えます。
もちろん通信速度は速くはなりますが、後述するオンラインゲームは安定して30Mbpsあれば充分!で解説しているように、オンラインゲームは安定して30Mbpsの通信速度があれば充分です。
通信速度よりもオンラインゲームで重要なのはPing値でしょう。
後述するネトゲで重要なのはPing値!10Gbpsプランでよくなる?で詳しく解説していますが、Ping値については回線選びを間違えなければ、通常プランであっても、最大10Gbpsの高速プランでもそこまで変りありません。
回線 | 平均Ping値 |
---|---|
NURO光 | 12.54ms |
auひかり | 20.23ms |
ソフトバンク光 | 17.93ms |
ドコモ光 | 21.17ms |
eo光
※関西限定 | 18.15ms |
コミュファ光
※東海地方限定 | 16.86ms |
10Gbps回線でゲームのダウンロード速度は爆上がりする!
最大10Gbpsの回線はオンラインゲームをする上で、あまり意味がないと解説しました。
たしかにプレイをするのに、最大10Gbpsもの回線はいらないでしょう。
ただし、ゲームをダウンロードするときの待機時間は大幅に減らすことができるかもしれません。
例えば、回線速度が8Gbpsであれば、ゲームのダウンロード速度は『1GB/s』になります。
なので60GBのゲームが1分でダウンロード出来るということになります。
(参考: NURO光ならSteamのゲームダウンロードも最速!?他回線と比較してみた)
この速度でゲームがダウンロードできれば、かなり快適になるのではないでしょうか。
ただし、これはあくまで『かもしれない』という内容にすぎません。
というのも、ゲーム機器やダウンロードするサイトによってはダウンロードの帯域に制限がかかっているからです。
制限がかかったとしても速くなる可能性は高いので、メリットと言えるでしょう。
4KのVRは500Mbpsが必要!?これからのゲーム
最大10Gbps回線は非常に高速ですが、実際に使い道はあるのでしょうか。
現在の一般的なネット環境の中で必要になる回線速度は、最高でも4K映像の視聴に必要な30Mbpsと言われています。
また、4K映像よりさらに高解像度の8K映像の視聴も約100Mbpsあれば十分だそうです。
次に通信速度が必要になりそうなものと言えば、『VR空間の通信』でしょう。
なんと、4K映像でVR空間を体験するのには約500Mbpsの回線速度が必要になるそうです。
(参考:通信速度がVR体験を制限する?VRと通信回線の関係)
安定して500Mbpsの回線速度を出し続けるのは、最大1Gbpsの通常プランでは難しいでしょう。
そのため、4KでVRを楽しみたいのであれば、10G回線は必須と言えるかもしれません。
今の段階で最大10Gbps回線を存分に使うことができるのは4K映像のVRか、一般家庭から離れるのであれば、大きな会社規模で利用するサーバー管理ぐらいでしょう。
>>【2024年最新】最大10Gbpsのプランがある回線一覧
オンラインゲームは安定して30Mbpsあれば充分!
すでに解説したようにオンラインゲームは安定して30Mbps以上の通信速度が出ていれば問題ありません。
理想を言えば、安定して100Mbps出れば安心です。
通常プランであっても光回線であれば100Mbpsは安定して出ることがほとんどなので、その点は心配しなくても良いでしょう。
最大10Gbpsの回線にして、平均して5Gbps以上の通信速度が出ても、オンラインゲームをプレイする上で通常プランと大きな差が出ることはありません。
最大10Gbpsプランの実測値を比較検証
最大10Gbpsの回線はオンラインゲームには意味がないと言われても、気になるのが通信速度です。
いくら最大速度10Gbpsと言えど、接続して1Gbpsを切るようであれば、契約するメリットはほぼないと言ってもいいです。
とはいえ、10G回線を利用している人は現状かなり少なく、あまりデータがありません。
そのため、ここではネットで見つけた実測値を紹介します。
そうちょうさんのおすすめ回線はauひかり10Gだよ✨ pic.twitter.com/0PUIxvAluz
— ソウチョウ (@socho_v) November 19, 2019
iMacさん、ネットも速い。
— 浅本 侑樹 - YUKI ASAMOTO (@asa_mo_n) August 15, 2020
ちなみにauひかり10Gプラン→無線(axの8*8)→無線(axの8*8)→有線(10GBASE-T)という環境です。 pic.twitter.com/Sjnxq6b2ER
上の2つはauひかりの最大10Gbpsの回線になります。
個人差があるとはいえ、4Gbps近く出ている人もいると考えるとかなり高速です。
これだけ高速な回線速度が出るのであれば、他の1Gbps回線や NURO光 の最大2Gbpsの回線とはしっかりと差別化できるのではないでしょうか。
ただし、ネット回線は利用者数によって回線速度が変わると言われています。
なおかつ、ネット回線はベストエフォート(どれくらい出るかは分からないけど頑張る)方式ですので、今後もこの速度が維持できるかは分かりません。
そのため、過度な期待はせず、ある程度の期待感ぐらいで留めておくのがいいでしょう。
ネトゲで重要なのはPing値!10Gbpsプランでよくなる?
前述したように、オンラインゲームにおいて通信速度は安定して30Mbps以上が出ていれば問題ないでしょう。
通信速度より重要なのがPing値です。
別記事「 オンラインゲームのPing値って?目安の数値と4つの改善方法を紹介!」で詳しく解説していますのが、Ping値はサーバーとのやり取りを表したものです。
つまり、ゲームをプレイする上で、パンチを繰り出す指示をするとします。
その指示が、サーバーに送られ、実際に画面に表示されるまでのタイムラグを示したのがPing値です。
0msがタイムラグない状態なので、Ping値は数値が低いほうがゲームをやる上では有利になります。
Ping値は通信速度が速くなれば、数字がよくなる傾向にありますので、最大10Gbpsの回線を利用すれば、それなりに数値はよくなるでしょう。
auひかり10Gにして、10G対応のネットワークアダプタ届いたから試してみた。結果、ping 2msで下り2Gbps 上り5Gbps出てるんで満足感。問題はこのムダに高速な回線速度が必要な場面が思いつかないぐらいか。 pic.twitter.com/46f3CvpSCY
— のんじ (@NONNONG) March 8, 2018
口コミを調べてみると、auひかりの最大10GbpsのプランでPing値が2msという驚異的な数字が出ています。
「ラグをなくしたい!」という人は、最大10Gbpsのプランを検討するのは意味があることだと言えるそうです。
ただ、普通にオンラインゲームをやる上では、ゲームのジャンルにもよりますが、30ms以下であれば、ラグはそこまで気にならないでしょう。
回線 | 平均Ping値 |
---|---|
-nuro]NURO光 | 12.54ms |
-au]auひかり | 20.23ms |
-sb]ソフトバンク光 | 17.93ms |
-dcm]ドコモ光 | 21.17ms |
-eo]eo光
※関西限定 | 18.15ms |
-cmf]コミュファ光
※東海地方限定 | 16.86ms |
最大10Gbpsの高速プランがおすすめな人とは?
最大10Gbpsの回線は、オンラインゲームをやる上で「意味なし!」と断言はできません。
すでに解説したように通信速度が速ければ、ゲームタイトルをダウンロードする時間は減ります。
また、通信速度が速ければPing値が低くなる傾向があるため、「ラグは絶対イヤだな…」という人にはオススメです。
まとめると、以下の人は最大10Gbpsの高速プランを検討しても良いでしょう。
■最大10Gbpsの高速プランがおすすめな人
- ゲームタイトルのダウンロード時間を速くしたい
- 一切ラグを気にすることなくゲームをプレイしたい
- PCやLANケーブルを10Gbpsに対応する知識がある
通常、多くのPCやルーターは、最大1Gbpsの通信速度にしか対応していません。
最大10Gbpsの回線を最大限活用するには、PCやLANケーブル、ルーターを最大10Gbpsに対応させる必要があります。
対応させなくても、通信速度やPing値の数字がよくなる可能性は高いです。
しかし最大限、活用するならばやはり回線だけでなく、ユーザー側でも最大10Gbpsに対応できるたほうが良いでしょう。
最大10Gbpsに回線を最大限活かす方法については、後述する最大10Gbpsを活かすのに超えるべき3つのハードルで解説していますので参考にしてください。
【2024年最新】最大10Gbpsのプランがある回線一覧
2024年現在、多くの回線で最大10Gbpsの高速プランを展開しています。
いち早く、高速プランの展開を始めたのは、 NURO光
です。
NURO光はそもそも通常プランで最大2Gbpsで、他の回線の通常プランの倍の最大速度があります。
最大10Gbpsの高速プランは、各サービスによって違いますが、通常プランによりも提供エリアが狭いです。
もしも契約を検討する場合は、公式ページなどで提供エリアを確認するようにしましょう。
NURO光
月額料金 | 5,700円 |
---|---|
最大速度 | 下り:10Gbps 上り:10Gbps |
工事費 | 44,000円 ※実質無料 |
特典 | 60,000円キャッシュバック |
申し込み | NURO光公式ページ |
■NURO光10Gプランの4つの特徴
- マンションでも導入検討できる
- Wi-Fi機能付きの10G対応のONUを無料貸し出し
- 工事が2回あり開通まで時間がかかる
- 無条件で60,000円キャッシュバック
NURO光は通常プランであっても最大速度が2Gbpsです。
平均速度を「みんなのネット回線速度」で調べてみると、588.81Mbpsもあり、オンラインゲームをやるには十分すぎると言えるでしょう。
また、Ping値も優秀で平均で11.85msなので、理想的だと言えます。
最大10Gbpsの10Gプランは最大2Gbpsの2Gプランよりも月額料金が500円高いだけで利用可能です。
提供エリアは以下の場所ですが、エリア内であっても導入できないことがありますので、まずは NURO光公式ページ で提供エリア検索をするのがオススメです。
■NURO光10Gプランの提供エリア
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県
他の回線の最大10Gbpsプランと比べても、NURO光の10Gプランは提供エリアが広いです。
工事が屋外と屋内の2回あり、開通まで時間がかかるのは難点ですが、最大10Gbsの回線を利用するつもりなら一番に検討しても良いでしょう。
●公式ページ: NURO光の公式ページ
auひかり
月額料金 | 6,248円~ |
---|---|
最大速度 | 下り:10Gbps 上り:10Gbps |
工事費 | 41,250円 ※35回分割払い可 |
特典 | 総額69,894円割引 14,154円キャッシュバック |
申し込み | auひかり(So-net)公式ページ |
■auひかり10Gプランの4つの特徴
- ホームタイプのみ契約が可能
- 10G対応のONUを無料貸し出し
- 提供エリアが関東の一部エリアに限定されている
- 最大5Gbpsの5Gプランも選択可能
auひかりはKDDIが展開している光回線サービスです。
多くの回線がNTTフレッツ光の回線設備を利用している中、auひかりは独自の回線設備を使っているため、通常プラン(最大1Gbps)であっても、通信速度に定評があります。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の一部エリアで、ホームタイプのみですが、最大10Gbpsの10Gプランも提供しているので関東エリアに住んでいる人は注目です。
また、10Gプランの他に、最大5Gbpsの5Gプランも提供しています。
5Gプランはauスマホをお持ちであれば、1Gプランと同じ料金で永年利用可能ですので、「ちょっとでも速くしたい!」という人は検討しても良いでしょう。
関西エリアの人はauひかりと業務提携をしている eo光 を検討してください。
eo光は関西エリア限定の回線で、通所プラン(最大1Gbps)の他に、最大5Gbpsの5Gプラン、最大10Gbpsの10Gプランを展開しています。
eo光については別記事「 eo光でゲームはできる?契約前に必要な速度とPing値をチェック」で詳しく解説していますので気になる人はチェックしてください。
●公式ページ: auひかり(So-net)公式
光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)
光コラボは、NTTフレッツ光の回線設備を使った光回線サービスのことで、代表的なものにドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光などがあります。
フレッツ光が一部地域で最大10Gbpsの10Gプランを使えるようになったのに伴って、光コラボでも10Gプランを始めたサービスがあります。
光コラボの10Gプラン最大特徴は、マンションなどの集合住宅でも導入を検討できる点です。
建物によっては利用できないこともありますが、基本的には戸建てであっても、マンションなどの集合住宅であっても提供エリア内であれば10Gプランの利用ができます。
まだまだ提供エリアは以下のように狭いですが、今後、一気に拡大することが予想されますので、注目しておくようにしましょう。
■光コラボの10Gプラン提供エリア
- 東日本エリア
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道(2023年12月より)、宮城県(2023年12月より)、新潟県(2023年12月より) - 西日本エリア
大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
※上記の一部エリアにて提供
なお、光コラボの提供エリア検索は、フレッツ光の公式ページから行います。
上記の公式ページで確認してみて「フレッツ光 クロス」の利用ができるようであれば、 ドコモ光 や ソフトバンク光 の10Gプランの利用もできます。
最大10Gbpsを活かすのに超えるべき3つのハードル
最大10Gbpsを最大限活かすためには、以下の3つのハードルを超えなくてはいけません。
とくに気にせず、最大10Gbpsの高速プランを契約しても通信速度やPing値は良くなりますが、「ん? 思ったより良くならないぞ…」ということもあり得ます。
■最大10Gbpsを活かすために対応が必要なもの
どれかひとつではなく、すべての対応が必要なのでチェックするようにしてください。
【ハードル1】10Gbps対応のLANカードが必要
別記事「 NURO光の10G回線は不要?2G回線と10G回線のサービスを徹底比較!」でも触れていますが、最大10Gbpsのプランを活かすには、10Gbps対応のLANカードが必要です。
パソコンは通常、最大1Gbpsにしか対応していません。
そのため、LANカードを増設して、最大10Gbpsに対応させます。
「LANカードの増設ってどうやってやるの?」と疑問に思う人は、最大10Gbpsに高速プランを利用するのは避けたほうが良いでしょう。
また、PS4やPS5といったゲーム機器は最大1Gbpsまでしか対応していません。
もちろん最大10Gbpsにすることで、通信速度やPing値が良くなる可能性はありますが、最大限活かせているとは言い難いでしょう。
最大10Gbpsの高速プランを展開している回線を紹介しましたが、すべての回線で通常プランより月額料金が高くなりますので、慎重な検討が必要です。
【ハードル2】10Gbps対応のルーターが必要
10Gbps対応のLANカードと合わせて、10Gbps対応のルーターも用意が必要です。
ただし、ルーターに関してはLANカードと違って専門的な知識はいりません。
NURO光やauひかり、ドコモ光などは最大10Gbpsの高速プランへ申し込みすれば、専用のルーター(モデムやONUの場合も)を用意してくれます。
注意点としては、基本的に最大10Gbpsで利用できるLANポートはひとつしかないということです。
4つLANポートがついていても、3つは最大1Gbpsまでで、1つのみ最大10Gbpsに対応しているような仕様になっています。
1台のPCだけで最大10Gbpsが使えれば良い人はこれでいいですが、複数台のPCや端末で最大10Gbpsの恩恵を受けたい人は、スイッチングハブという別の機器を用意する必要があるでしょう。
10G対応のスイッチングハブとなると、20,000円くらいかかるのは覚悟しなくてはいけません。
【ハードル3】10Gbps対応のLANケーブルが必要
LANカード、ルーターと用意ができたら、最後にLANケーブルの確認もしましょう。
最大10Gbpsの回線を最大限活かすには、無線通信ではなく有線通信を行う必要があります。
無線通信が悪いわけではなく、最大10Gbpsの回線にすれば、当然、無線通信の速度も速くなるでしょう。
スマホやタブレットでゲームをしている人にとっては、大きな恩恵があります。
しかし最大10Gbpsの回線を最大限活かそうと思ったら、無線通信ではなく有線通信がオススメです。
その際、チェックしたほうが良いのLANケーブルのカテゴリーです。
10Gbpsに対応しているのは、カテゴリー6A以上です。
もしも、お持ちのLANケーブルがカテゴリー6A以下なら、新しいものに買い替えることで、最大10Gbpsに対応できます。
LANケーブルについては、別記事「 オンラインゲーム向きのLANケーブルは?カテゴリと形の特徴まとめ!」で詳しく解説していますので気になる人はチェックしてください。
まとめ:最大10Gbps回線はこれから必要になる回線
最大10Gbpsの10Gプランの展開を開始しているサービスはここ数年で各段に増えました。
まだまだ提供エリアは限定的とは言え、それだけ需要が高まっている証拠です。
正直、よっぽど変な回線を選ばない限り、光回線であれば通常プランであっても、充分にオンラインゲームはプレイできるでしょう。
マンションタイプなどで一部、通信速度に難がある回線もありますが、基本的に最大10Gbpsの回線は現在のところ必要ありません。
しかし、一方で、4KのVRゲームでは安定して500Mbpsの通信速度が要求されるなど、これからは、さらなる高速通信を要求されるゲームが出てくるでしょう。
一旦、最大1Gbpsや最大2Gbpsの通常プランでも良いですが、今後のことを考えて最大10Gbpsの回線を選択するのもひとつの方法と言えます。
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