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オンラインゲームの通信速度はどれくらい必要?目安と改善法を紹介!
「ゲームは通信速度が大事!」
「下り100Mbpsはないと厳しい…。」
ゲームのジャンルを問わず、オンラインゲームの通信速度に関しては、昔から様々な意見が飛び交っています。
情報が色々あり過ぎるせいで、「実際はどれくらい通信速度があれば良いの…?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
このページではそういった人向けに、そもそも通信速度がどういう意味なのか、ゲームをするのにどれくらいの速度が必要かを解説していきます。
また、それに合わせてゲームで重要になるその他の通信環境もまとめて紹介します。
通信速度について知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
サービス概要 | 詳細 | |
---|---|---|
NURO光 | ・下り最大2Gbpsの高速回線 ・複数のeSports施設で採用されている ・現状日本トップクラスの回線品質 |
詳細 |
auひかり | ・下り最大1Gbpsの高速回線 ・KDDI独自の回線網を使っていて、高速&安定 ・NURO光に並んでゲーム向きと言われている |
詳細 |
ソフトバンク光 | ・下り最大1Gbpsの高速回線 ・IPv6高速ハイブリット通信で時間帯問わず安定 ・NTT回線網(光コラボ)の中ではおすすめ ・IPv6接続特有のポート制限を受けない |
詳細 |
【サクッと結論】オンラインゲームに通信速度はどれくらい必要?
まずは簡単に結論から話すと、オンラインゲームに必要な通信速度の目安は約30Mbpsです。
もちろん測定する時間帯や利用するサイト、端末などによって数値のブレが必ず出てくるので、ある程度の目安として考えてもらえると良いと思います。
この数値が「速い?遅いの?」という点についてですが、おおよそスマホ3大キャリアの平均速度の半分、Steam利用者の平均速度の3分の1くらいです。
実際の回線速度については当サイトのスピードテストも使ってみてください。
「回線種別」を回答してください。
30Mbpsという目安をクリアするのは難しくなく、既にクリアしている人も多いとおもいます。
ただそれにも関わらず、オンラインゲームをプレイする上でラグで悩んでいる人はかなり多いです。
原因は「Ping値」という別の要素が絡んできます。事項ではラグの原因であるPing値について解説します。
回線サービス | 参考Ping値 | 詳細 |
---|---|---|
NURO光 | 12.42ms | 詳細 |
auひかり | 16.9ms | 詳細 |
ソフトバンク光 | 19.25ms | 詳細 |
オンラインゲームのラグの原因はPing値
ここまで解説してきた通り、オンラインゲームに通信速度はほぼ必要ありません。
もちろん「通信速度が常に1Mbpsを切っている…。」というような人は通信速度に問題がありますが、恐らく大抵の人はクリアしていると思われます。
「じゃ何が原因でラグが起きるの?!」という話になりますが、オンラインゲームで起きるラグの原因のほとんどは「Ping値」という数値に問題があります。
そこでここからは、ラグに直結してくるPing値について簡単にみていきましょう。
ゲームのラグを生み出す原因「Ping値」ってなにもの?
Ping値(ピン値もしくはピング値)は「○○ms(ミリ秒=0.001秒)」という単位で表される数値で、『レイテンシ・RTT(応答速度)』と呼ぶこともあります。
通信速度が「1秒間に送受信できる容量」であったのに対して、Ping値は「1回送受信するのにかかる時間」を意味します。
片道ごとに「下り・上り」と分けていた通信速度と違って、Ping値は1つのデータが往復するのにかかる時間です。
最初に紹介したトラックの例で言うと、「銃を撃った」という情報を乗せたトラックが相手側にたどり着き、「相手がダメージを受けた」という情報を乗せたトラックが返ってくるまでの時間がPing値のことです。
実際にゲームに置き換えて、RPG系のゲームで「ボスを攻撃する」という行動を細かく見てみると、
|
という流れになっています。そしてPing値は、「1回のデータの送受信にかかる時間」を指す数値なので、この一連の流れにかかる時間そのもののことです。
つまり、Ping値が良い(数値が小さい)と入力から反映までの時間が速くなり、Ping値が悪い(数値が大きい)と入力から反映までのラグがひどくなるということになります。
そのため、仮に通信速度が十分に出ていたとしても、Ping値が悪いとゲーム内でのラグは避けられなくなるのです。
なお、Ping値の目安となる数値や測定方法など、より詳しいことは別記事「オンラインゲームのPing値って?目安の数値と4つの改善方法を紹介!」で解説していますので、ラグで困っている人は合わせてチェックしてみても良いかもしれません。
回線サービス | 参考Ping値 | 詳細 |
---|---|---|
NURO光 | 12.42ms | 詳細 |
auひかり | 16.9ms | 詳細 |
ソフトバンク光 | 19.25ms | 詳細 |
通信速度(Ping値も合わせて)を改善する5つの方法
ここからは、「通信速度をもっと速くしたい!」「通信速度が30Mbpsを下回ってた…」という人向けに、通信速度の改善法を紹介していきます。
「ラグの原因がPing値ならPing値を改善したい!」と思う人もいるかもしれませんが、基本的にPing値の改善方法と通信速度の改善方法に大きな違いはありません。
そのため、Ping値を改善したい人にもここで紹介する改善法は有効ですので、気になる方法があれば試してみると良いでしょう。
それでは、具体的な方法を見ていきます。
改善法(1)オンラインゲーム向きのネット回線を利用する
現在、速度やPing値で悩んでいる人に最も効果的なのはネット回線の切り替えです。
この後に続けて紹介する周辺機器の見直しなどでもある程度の速度改善は期待できますが、結局のところ大元のネット回線がダメな場合はどうしようもありません。
- CATV回線:Jcom、イッツコムなど
- マンション回線:d.u-net、レオネットなど
- モバイルWi-Fi系:WiMAX、○○Wi-Fiシリーズなど
- ホームルーター系:WiMAX、ソフトバンクエアーなど
特に上で紹介した回線を使っている人で回線環境がダメダメと言う人は、回線の切り替えをすることをおすすめします。
切り替え先のネット回線としておすすめなのは、以下の3社です。
サービス概要 | 詳細 | |
---|---|---|
NURO光 | ・下り最大2Gbpsの高速回線 ・複数のeSports施設で採用されている ・現状日本トップクラスの回線品質 |
詳細 |
auひかり | ・下り最大1Gbpsの高速回線 ・KDDI独自の回線網を使っていて、高速&安定 ・NURO光に並んでゲーム向きと言われている |
詳細 |
ソフトバンク光 | ・下り最大1Gbpsの高速回線 ・IPv6高速ハイブリット通信で時間帯問わず安定 ・NTT回線網(光コラボ)の中ではおすすめ ・IPv6接続特有のポート制限を受けない |
詳細 |
中でもおすすめなのが、「NURO光」「auひかり」「(表にはないですが…)電力回線」です。
これらの回線は、各運営会社がそれぞれ独自で所有している光回線網を利用してサービスを提供しているため、他社回線と比較して高速で安定しています。
ゲーム界隈でも「ゲームに向いた回線」と言われていますので、まずは第一候補として、これらの回線を検討してみると良いでしょう。
そして、これらに次いでおすすめなのが、NTT回線網を利用したソフトバンク光やドコモ光です。
ゲームでの運用を考えると、個人的にはソフトバンク光がオススメですが、セット割を重視したい人などは、ドコモ光を検討する価値も十分にあると思います。
この辺りに関しては、記事の後半「【個人的おすすめ】オンラインゲームに向いているネット回線3選」もしくは以下別記事で詳しく解説していますので、「回線切り替えアリかも!」という人はチェックしてみて下さい。
改善法(2)有線化してLANケーブルのカテゴリをチェック
続いて2点目は、無線接続(Wi-Fi)と有線接続についてです。
どちらの接続方式でも通信速度やPing値は大きく違わないかもしれませんが、ゲームをするのであればできるだけ有線接続を使うようにしましょう。
他の電波の影響を受けやすい無線接続は、有線接続と比較して安定性がかなり落ちてしまいますので、回線が重要なゲームには向いていません。
FPSや格ゲーなどの回線が重要なゲームをプレイする人は、環境が許される限り有線で接続しましょう。
なお、LANケーブルで接続する際はスペックを表す『カテゴリ』もチェックします。
カテゴリの数値が小さいLANケーブルには『速度制限がある、ノイズに引っかかり易い、伝送帯域が狭い』といったデメリットがありますので、ゲームにはあまり向きません。
具体的には、現在使っているLANケーブルが『カテゴリ5/5e(もしくはそれ以下)』の場合、新しく『カテゴリ6/6a/7』のいずれかを購入して利用することをオススメします。
基本的には6/6Aを買っておくとOKです。
本当のところは5eでも問題ないのですが、スペックが高いLANケーブルでも金額差があまりないため、ここではカテゴリ6以上とさせてもらいました。
iBUFFALO ツメの折れないLANケーブル UTP Cat6a ストレート ノーマルタイプ 5m ブラック BSLS6ANU50BK
過去90日間の平均価格¥571 |
改善法(3)ルーターのスペックをチェック
続いて、LANケーブルに合わせてチェックしたいのがルーターです。
一度購入すると放置してしまいがちなルーターですが、長期間同じものを利用していると処理能力や処理速度が低下してしまい、ラグや回線落ちを引き起こす原因になってしまいます。
一般的に言われるルーターの機器的寿命は5年ですが、起動しっぱなしにすると寿命も変わってきますので、「そういえばずっと替えてないな」と思ったら替え時でしょう。
なお、ゲーム用で購入するとは言え、UFOのようなカッコいいゲーミングルーターを購入する必要はありません。
5,000円~10,000円前後の一般的なルーターでスペック的には十分ですので、そういったものを探して購入するようにしましょう。
オススメのルーターはいくつかありますので、2つピックアップしておきます。
TP-Link WiFi ルーター Wi-Fi6 11AX AX1800 1201 574 Mbps 1.5Ghz クアッド・コアCPU搭載 フルギガポート テレワーク 3年保証 無線LAN Archer AX20
過去90日間の平均価格¥7,285 |
バッファローWiFi ルーター無線LAN 最新規格 Wi-Fi6 11ax / 11ac AX1800 574 1200Mbps日本メーカー【iPhone12/11/iPhone SE(第二世代) メーカー動作確認済み】WSR-1800AX4/NBK
過去90日間の平均価格¥8,800 |
他にも、Buffaloが好きな人向けのルーターやゲーミングルーターが購入したいといった人は別記事で紹介していますので、気になる人はチェックしてみて下さい。
改善法(4)ゲーム機器のスペックをチェックする
あまり必要ないかもしれませんが、ゲーム機器のスペックも念のため確認しておいた方が良いでしょう。
PS4・Switch・xboxには型番が変わっても大きな性能差はありません(proはナシで)が、パソコンに関してはピンからキリまであるため、最低でもゲームに合ったモノを選ぶ必要があります。
ルーターと同じくパソコンの寿命はおおよそ5年前後です。
使い方にもよりますが、ゲームにフルで活用しているような場合はもっと短くなることも考えられますので、ある程度月日が経っているものは買い替えるといいかもしれません。
ここで紹介した方法の中では一番優先度が低いものになりますので、気になる人だけチェックしてみると言いでしょう。
おまけ:DNS設定を変更して通信速度を改善する
有名な方法ではありますが、DNS設定の変更についても紹介しておきます。
ゲーム機器を問わずDNS設定の変更をすることは可能ですが、ここでは中でも多いPS4とSwitchでの設定方法について見ていきましょう。
【PS4での設定方法】
【Switchでの設定方法】
|
このDNS番号はGoogleが一般に公開している『PublicDNS』で、このDNSを利用することで信号処理が速くなり通信速度が改善されるケースがあります。
確実に速くなる方法ではありませんが、試してみる価値はあるでしょう。
仮に通信速度が遅くなってしまった場合は、『DNS設定を自動にする』もしくは『接続方法をかんたんにして保存する』といった手順で元に戻しておくとオッケーです。
Googleのパブリックドメイン以外にも、一般公開されているDNSは多くあります。
中でもGoogleに合わせて人気なのが、Cloudfare社のDNS「プライマリ:1.1.1.1、セカンダリ:1.0.0.1」です。
DNS設定を変更する際は、Cloudfare社のDNSも試してみると良いでしょう。
おまけ2:フレッツ光・光コラボ利用者はIPv6(IPoE)を利用する
現在、フレッツ光もしくは光コラボ回線を利用している人のみではありますが、IPv6(IPoE)接続を利用することで改善する可能性がかなり高くなります。
利用する方法は、各プロバイダに申し込みをするだけです。
IPv6(IPoE)接続サービスについては、各プロバイダ毎にサービス名が異なりますので、自分がどれになるかをしっかりと確認しておくようにしましょう。
プロバイダ毎のサービス名の一例は以下の通りです。
サービス名は異なりますが、基本的には同じサービスと思ってもらえるとOKです。
ほとんどのプロバイダが無料でサービスを提供していますので、まだ利用していない人は利用してみると良いでしょう。
なお、ゲームとIPv6(IPoE)通信などについては以下記事で詳しく解説していますので、「IPv6(IPoE)通信って何なの?」という人はチェックしてみてください。
なお、以下の動画でIPv6のことを詳しく解説しているので併せて参考にしてください。
【個人的おすすめ】オンラインゲームに向いているネット回線3選
最後にオンラインゲームにオススメの回線について、簡単に紹介していきます。
最終的に一番大事になるのは契約しているネット回線で、はっきり言って回線の質はここで決まるといっても過言ではありません。
なので、快適なゲーム環境を作りたいという人は、しっかりとしたネット回線を利用するようにしましょう。
ここでは、改善法(1)オンラインゲーム向きのネット回線を利用するで紹介したネット回線をまとめて紹介していきます。
回線切り替えを検討している人は参考にしてみてください。
(1)最大2Gbpsの高速回線:NURO光
最大速度 | 下り最大2Gbps |
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月額料金 | 5,200円 (戸建てマンション共通) |
キャンペーン特典 | 60,000円キャッシュバック |
セット割 | ソフトバンク携帯・スマホ |
公式ページ | NURO光 |
【NURO光の5つの特徴】
- 既存回線の約2倍!下り最大2Gbpsの高速回線
- 全国複数のeSports施設(LFS池袋など)で採用されている
- 既存光回線の中でトップクラスの実測値とPing値
- 北海道/東北/関東/東海/関西/中国/九州※一部地域を除くに対応している
- 申し込みから開通まで時間が掛かってしまうことがある
1つ目に紹介するのが、ゲーム回線としては外せないNURO光です。
最大の魅力は下り速度2Gbpsの超高速回線で、速度測定サイト「みんなのネット回線速度」の光回線速度ランキングでは、安定してTOP3に入っています。
(100人の平均データ) |
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実測値データを見てみても、Ping値・通信速度ともにかなり良い数値になっています。
回線品質を求めるのであれば、間違いなくトップクラスにおすすめできる回線になるので、とにかく質重視の人は検討してみる価値があるでしょう。
NURO光の唯一のデメリットは、開通までの工事が遅いことです。
住んでいるエリアや住居(戸建て・マンション)にもよりますが、おおよそ1~2ヶ月、遅いと3ヶ月以上かかることもあるのでその点は注意が必要です(東日本は比較的速いです)。
NURO光自体は優秀ですが、その点だけはイマイチなので、申し込みをする人は注意してください。
ちなみに、NURO光は申し込み時に60,000円のキャッシュバックが貰えます。かなりお得に契約できるので、申し込みの際はぜひ利用してみてください。
(2)独自配線で安定&高速:auひかり
最大速度 | 最大1Gbps |
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月額料金 | 戸建て:5,610円 (マンション:4,180円) |
使用回線 | 独自のケーブル |
セット割 | au |
公式ページ | auひかり(So-net) |
【auひかりの5つの特徴】
- 最大1Gbpsの高速回線(5G/10Gプランもアリ)
- KDDI独自の回線設備を使用していて高速&安定
- 既存1Gbps回線の中では人気で回線品質が優秀
- 提供エリアが広く全国の約70%に対応している
- マンションはプランによって少しイマイチ
続いて2つ目に紹介するのが、KDDIが運営するauひかりです。
auひかりもNURO光と同様に、KDDI独自が所有している光配線網を利用してサービスを提供している最大1Gbpsの光回線になります。
最大速度は1Gbpsと既存の回線と同じですが、独自の光回線網を利用しているだけあって、比較的高速で安定しているというのが特徴です。
実際の速度を見てみると、他社よりもかなり速い平均速度になっています。
(100人の平均データ) |
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また、auユーザーであれば5Gプランを通常料金と同じ価格で利用することもできます。
シンプルに回線の品質が上がるだけなので、もし5Gプランが契約できるエリアに住んでいる人は、そちらを契約してみると良いでしょう。
一応auひかりのデメリットについてですが、デメリットは集合住宅にVDSL方式が多いことです。
auひかりでもVDSL方式(最大100Mbps)になるなら、他社の1Gbps回線を契約した方が良い回線環境が作れる可能性が高くなります。
なので、集合住宅に住んでいる人は最大速度が100Mbpsになるかどうかを確認した上で契約するようにしましょう。
ちなみに、auひかりはプロバイダSo-netからの申し込みで高額キャッシュバック(最大14,154円)、月額料金割引(総額最大54,174円)のキャンペーン特典が受けられます。
基本的に関西や東海地方ではauひかりの戸建てタイプが利用できません。
auひかり(KDDI)と提携している、 eo光 や コミュファ光 を代わりに使うのが一般的です。
※地域限定の電力回線5社で解説しています。
(3)IPv6通信でもポート制限を受けない:ソフトバンク光
最大速度 | 最大1Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て:5,720円 (マンション:4,180円) |
使用回線 | NTTの光ケーブル |
セット割 | ソフトバンク、Y!mobile |
公式ページ | ソフトバンク光 |
【ソフトバンク光の5つの特徴】
- 最大1Gbpsの超高速回線(10Gプランもアリ)
- IPv6高速ハイブリッドオプションで混雑を避けて通信できる
- IPoE接続サービス特有のポート制限を受けない
- 全国の約93%にサービスを提供している
- 快適に使うには光BBユニットのレンタルがほぼ必須
最後3つ目に紹介するのが、ソフトバンクが運営するソフトバンク光です。
ここまでNURO光・auひかりと独自の配線網を使った回線を紹介しましたが、NTT回線から選ぶのであれば、個人的にはソフトバンク光をおすすめします。
ソフトバンク光の最大のメリットは、IPv6接続のポート制限を受けない点です。
これにより、v6プラスやv6アルファなどでたまに起きる接続エラーを回避することができ、どのゲームも快適にプレイできるようになります。
また、もちろんIPv6接続だけあって通信速度も安定てして、そこそこの速度を保っています。
独自の配線を持ったNURO光やauひかりと比べると、少し目劣りしてしまいますが、ゲームをするには十分以上の性能です。
NTT回線はどの提供会社もそこまで大きな違いはないので、その中でもポート制限を受けないソフトバンク光を契約する価値は、大いにあると思います。
一応デメリットについてですが、ソフトバンク光のデメリットは、料金が500円程高い点です。
ソフトバンク光でIPv6接続(IPv6高速ハイブリッド)を使うには、BBユニットという専用のルーターが必要になるので、その分だけ料金が高くなってしまいます。
とは言え、500円でポート制限を受けないIPv6回線が使えると考えると、かなりコスパの良い回線のため、NTT回線を選ぶなら検討してみると良いでしょう。
ちなみに、ソフトバンク光で実施されている特典は40,000円のキャッシュバックです。契約する際は、合わせて利用してみてください。
おまけ:地域限定の電力回線5社
最大速度 | 最大1Gbps |
---|---|
月額料金 | - |
使用回線 | 独自の光ケーブル |
セット割 | au |
公式ページ | 下記に記載 |
- 最大1Gbpsの高速回線(5G/10Gプランも地域によってアリ)
- 各エリアの大手電力会社が運営する光回線
- それぞれ独自の光配線網を使っているため高速&安定
- 電気やガス、テレビなどと合わせて契約することができる
- 一部の回線には下り・上りに制限がある
おまけとして、おすすめ回線で登場した電力回線について、簡単に紹介しておきます。
電力回線は地域の最大手電力会社が運営している光回線サービスで、関西・東海・中国・四国・九州という5つのエリアで利用することができます(一部対応していないエリアもアリ)。
下り速度:423.6Mbps |
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下り速度:547.7Mbps |
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下り速度:331.6Mbps |
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下り速度:364.1Mbps |
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下り速度:318.0Mbps |
中でも、eo光とコミュファ光は5G/10Gといった高速回線にも対応しており、NURO光やauひかりに引けをとらない回線になっています。
もちろん他の回線に関しても、電力会社独自の光配線網を利用してサービスを提供しているため、既存光回線と比較すると品質は高めです。
総合的に、各対応エリアに住んでいる人は十分検討する価値があるとおもいます。
なお、料金や申し込み時の特典、その他回線に関する情報はサービスによって異なるので、各自対応しているエリアに合わせてチェックしてみてください。
一応、各回線のデメリットになるポイントだけピックアップしておきます。
- eo光:月ごとに通信料制限がある(1Gプラン:5TB/5Gプラン:10TB/10Gプラン:20TB)
- MEGAEGG光:1日で30GBの『アップロード』で制限
- ピカラ光:3日間で150GBの『アップロード』で制限
- BBIQ光:IPv6に非対応(混雑時に品質が低下する)
気になるのは、BBIQ光のIPv6非対応です。混雑時に速度が低下する可能性があります。
これ以外の制限に関しては、気にする必要はありません。
スマホやモバイルWi-Fiルーターなどの制限と比較すると100~1000倍ぐらいのデータ容量が使えます。
光回線では一ヶ月に1000GB使っても、通信制限がかかる事はないので、電力回線に興味がある人は検討してみるとよいでしょう。
おすすめのネット回線についての紹介は以上になります。
しっかりとした環境を作りたいのであれば、独自の配線を利用したNURO光やauひかり、地域限定の電力回線が選択肢になってくると思います。
エリア的に厳しい人や他の回線を契約したいと言う人は、NTT回線であり、なおかつポート開放が可能なソフトバンク光を引くのが良いです。
この辺りの選び方に関しては、自分のネット環境や契約しているスマホとのセット割などを考慮しつつ、合ったものを見て付けていくと良いでしょう。
回線の申し込みを検討している人は参考にしてみて下さい。
オンラインゲームに通信速度はあまりいらない?測定方法と目安の数値
普段メインでプレイするゲーム機器で測定するのが良いと思いますので、それぞれ自分の機器に合った測定方法を試してみるとOKです。
【パソコン・スマホでゲームをしている人】 パソコンやスマホでゲームをしている人は『Cloudflare』がオススメです。 接続するだけで、自動的に測定ができます。 ※Cloudflareがスマホに対応しました! 【PS4でゲームをしている人】 【Switchでゲームをしている人】 【xbox oneでゲームをしている人】 |
速度を測り終えたら、次の項目を確認していきましょう。
2種類の速度(ダウンロードとアップロード)はどちらが重要?
どの端末で測定したとしても、下り速度(ダウンロード)と上り速度(ダウンロード)の2種類が出てくると思います。
冒頭でも少し触れましたが、下り速度は相手から受信するための通信速度、上り速度は自分が相手に送信するための通信速度です。
2つの通信速度のうち、重要になるのは下り速度(ダウンロード)になります。
理由はシンプルで、自分がサーバーもしくは相手に送るデータ容量よりも、相手側から受信するデータ容量の方が多くなる傾向にあるからです。
ゲームをするだけであれば上り速度はほとんど必要ないので、基本的にそこまで気にする必要はありません。
ということで、ここからは下り速度だけにフォーカスして通信速度について解説していきます。
ゲームをするなら通信速度30Mbpsが目安!ただし、速ければ速いほど良い
ここまでの話を簡単にまとめると、ゲームが成り立つためには相互間のデータ送受信が必須で、中でも下り速度は重要性が高いといった感じです。
「じゃあ結局どれくらいのダウンロード速度が必要なの?」という点についてですが、それはプレイするゲームが1秒間にどれくらいのデータ受信を必要とするかによって決まります。
例えば、あるゲームを成り立たせるために1秒間で5Mbのデータ受信が必要だとすると、そのゲームをプレイするのに必要な下り速度は5Mbpsになるといったイメージです。
このように、ほぼ全てのゲームは1秒間にどれくらいのデータ送受信が必要になるかが決まっています。
そして、実は現在発売されているゲームのほとんどは、成り立つために必要なデータ容量が1秒間で1Mb未満です。
なので、本来ゲームをするだけであれば1Mbps出ていれば困ることはありません。
となると、「え?冒頭の30Mbpsは何だったの?!」という話になるでしょう。
これは、最大1Gbps(もしくは100Mbps)が主流の光回線環境下で、「30Mbps出ない回線は品質が低くラグが起きる可能性が高い」という1つの目安になります。
シンプルに理論値の3%以下の速度しか出てないことになるので、そういった回線は別の要因でラグが起きる可能性がかなり高いです。
なので、オンラインゲームをプレイする目安は測定した結果で30Mbps以上という結論になります。
ちなみに、ゲームのダウンロードやアップデートになると、通信速度が速ければ速いほど快適になります。
最低限必要な容量が決まっているゲームと違って、多く運べれば運べるだけダウンロードを早く終わらせることができるからです。
最近は大容量のアップデートも多くなっているので、そういった作業を快適に進めるなら100Mbps以上は確保しておくと良いでしょう。
オンラインゲームに向いているネット回線3選も参考にしてください。
- ゲームに必要な速度は約30Mbps(1つの目安として)
- ダウンロードなどを考えると速ければ速いほど良い
備考:アップロード(上り速度)はどんな時に必要?
ゲームをプレイするだけであればアップロード速度は必要ないと解説しましたが、アップロード速度が必要になることもあります。
それが、ゲームの配信をしたり、動画投稿サイトにプレイ動画を上げるような場合です。
こういった場面では、自分に送られてきたデータをそっくりそのままネット上にアップしなくてはいけませんので、アップロード速度がある程度必要になってきます。
目安になるアップロード速度は、ダウンロード速度と同じく30Mbpsです。
とは言え、ダウンロード速度をある程度確保できている人であれば、アップロード速度が極端に遅くなることはないため、あまり気にする必要はないでしょう。
そもそも通信速度って何を表す数値?通信速度のよくある勘違い
「通信速度」、言葉はよく聞きますが、実際に何を表す数値かを知ってる人は意外と少ないと思います。
特に「オンラインゲームをするなら通信速度が一番重要!」と思っている人は、通信速度の意味を勘違いしている可能性が高いので、ここで確認しておきましょう。
「通信速度が何か知ってる!」という人は、流し見ですらっと見てみてください。
通信速度とは「1秒間に送受信できるデータ容量」を指す数値です。
通信速度という名前だけに勘違いされやすいですが、「送受信にかかる速度」ではなく「送受信できる容量」を指します。
一般的には、自分が送信するときの通信速度を「上り速度(アップロード)」、自分が受信する時の通信速度を「下り速度(ダウンロード)」と言います。
具体的な例として、ユーザーとサーバー間のデータ転送をトラックがやっているところを想像してみてください。
ここでは分かりやすく、トラックが相手側にたどり着くまでに1秒かかるとします。
通信速度は「1秒間に送受信できるデータ容量」なので、この図での下り速度と上り速度は、ともに「データ(パケット)×4」です。
(実際の通信では、下りと上りが同じ速度になることはほぼないです。)
「…?」という人もいると思いますが、後半に行くと分かってくるので、今は大まかなイメージだけ掴んでもらえると助かります。
そして、通信速度は「bps(bit per second)=1秒間に送ることができる容量(bit)」という単位で表されます。
ゲームなどで測定する時は、「1Mbps(=1,000Kbps)」または「1Gbps(=1,000Mbps)」がメイン表記になりますので、こちらを覚えておくと良いでしょう。
さて、通信速度について簡単に確認した上で、本題であるオンラインゲームの話に入っていきます。
基本的にオンラインゲームは、プレイヤー同士のデータ通信(P2P)もしくはプレイヤーとサーバー間のデータ通信(CS)のどちらかで成り立っています。
送受信されるデータは様々で、例えば他プレイヤー位置の座標データや、回復・撃ったなどの操作データだったりします。
オンラインゲームは、こういった細かな情報を頻繁にやりとりすることで、撃った撃たれた、どこに移動した、景色がどう変わったなどを表示しています。
そして、このデータのやり取りの際に必要になるのが通信速度です。
それでは、この仕組みを知った上で現在の速度測定やどのくらいの速度が必要になるのかを詳しく見てみましょう。
オンラインゲームに通信速度はあまりいらない?測定方法と目安の数値
- 通信速度は「1秒間に送受信できるデータ容量を示す数値」
- オンラインゲームはサーバー間(ユーザー間)で頻繁にデータの送受信をすることで成り立つ
まとめ:オンラインゲームの通信速度について
このページではオンラインゲームの通信速度について解説しました。
よく最重要と言われるネットの通信速度ですが、実はゲームをするだけであれば、ほとんど必要が無いことが分かったと思います。
それよりも、ゲームではPing値という別の数値がラグに直結するようになっています。
なので、もしこのページの速度測定でPing値やパケロスが低かった人は、今回紹介した改善法を試してみてください。
そして、中でも一番重要になってくるのが契約しているネット回線です。
ここが悪いと他がどうしようもなくなくなってしまうため、特に大元の回線がイマイチと思った人は、乗り換えを検討してみると良いでしょう。
このページが参考になれば幸いです。
【お知らせ】
新しくYouTubeチャンネル始めました!
分かりずらいネットやスマホなどの通信関連の用語やサービスについてヘンタウロスと珍狗(ちんぐ)ができるだけわかりやすく解説しています。