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ApexLegendsのPing値はどれくらいが理想?筆者の環境と改善法も紹介!
「東京サバなのにApexがラグい…。」「Apexがラグ過ぎてやる気が起きない…。」など、ネットを見ているとラグで悩んでいる人を多く見かけます。
ゲームのラグと言うと、通信速度不足を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実際の原因は「Ping値」という別の数字にあることがほとんどです。
そこでこのページでは、Apexで表示されるPing値がどういった意味なのか、またどれくらいの数値が目安なのか、悪い時の改善法があるのかなどをまとめて解説していきます。
Apexのラグ・Ping値で困っている人は参考にしてみてください。
そもそもPing値ってなに?通信速度とは何が違うの?
まず「そもそもPing値って何なの?」という点について簡単にみていきます。
Ping値とは「サーバー間の情報伝達時間を表した数値のこと」です。分かり易く言い換えると、「自分とApexサーバーでやり取りする時にかかる時間」といった感じになります。
例えばクレーバーで頭を抜いたとすると、
- クレーバーで頭抜いたで(自分からサーバーに情報伝達)
- ちょい確認してみるで(サーバーでの処理)
- 頭抜いてたからダウンさせたで(サーバーから自分への情報伝達)
- 自分の画面で相手がダウン(自分での処理)
のような流れで敵がダウンします。この一連の流れにかかる時間がPing値です。(実際は他にもいろいろな要素がありますが…。)
もしPing値が悪いと、サーバーでの処理段階で「実は当たってなかったで(悪いPing値のせいで座標のズレが起きてしまった)」という弾抜け現象などが起きてしまったりします。
そして、Ping値は通信にかかる時間を表す数値なので、数値が小さければ小さいほど優秀、大きければ大きいほどイマイチです。
回線 | 平均Ping値 |
---|---|
NURO光 | 12.54ms |
auひかり | 20.23ms |
ソフトバンク光 | 17.93ms |
ドコモ光 | 21.17ms |
eo光
※関西限定 | 18.15ms |
コミュファ光
※東海地方限定 | 16.86ms |
▼参考記事
おまけ:通信速度とPing値の関係性と違い
Ping値の目安の前に、簡単にPing値と通信速度の違いについてまとめておきます。
「それより早くPing値について教えてくれ!」という人は、飛ばして「ApexのPing値はゲーム内で確認!目安の数値は30ms以下」に進んでもらえると助かります。
Ping値が「情報伝達にかかる時間」であったのに対し、通信速度は「1秒間に送ることができるデータ容量」を指します。
例えば速度測定で下り速度100Mbpsという結果が出た回線であれば、1秒間に100Mb(100メガビット)分のデータ送信ができる回線という感じです。
Ping値とはそもそもの単位が違うので注意しましょう。
ちなみに、ネット上で「通信速度はあんまり重要じゃない!」と言われるのは、ゲームで使用するデータ容量がかなり小さいからです。
ほとんどのゲームは、1秒間に5Mb以下程度の通信しか必要としません。
仮にかなり多くて10Mbのデータ交換をするとしても、必要な通信速度は10Mbps程度だけなので、ほとんどの人が問題なくクリアできていると思います。
通信速度とPing値の違い、通信速度が重要じゃないと言われる理由については以上になります。
それでは本題のPing値について見ていきましょう。
▼参考記事
ApexのPing値はゲーム内で確認!目安の数値は30ms以下
まずはApexのPing値確認方法です。
Apexをプレイしている人であれば知っている人の方が多いと思いますが、Ping値はロビー画面からのデーターセンターもしくは試合中の右上に表示させることで確認できます。
どちらの数値を見ても良いのですが、試合中に変動することも考えられるので、基本的には試合中のパフォーマンス表示で確認すると良いです。
続いて目安の数値については、以下の通りになります。
一応上の数値に設定しましたが、Ping値による遅延の感じ方は人によって大きく異なります。
例えば、いつも1桁台のPing値でやっている人は30msでもラグを感じる一方で、普段50msでプレイしている人は30msを軽く思えるといった感じです。
なので、Ping値に関して言えば、絶対的な目安というのはありません。
ただそれだと記事を書く意味がなくなってしまうので、筆者の個人的な感覚をメインに数値でまとめました。
ちなみに、Ping値は住んでいる地域によっても変わります。(物理的な距離が広がるため)
東京から離れれば離れる程Ping値も悪くなってしまうので、地方に住んでいる人は表のPing値+10ms程度を目安に考えてみると良いかもしれません。
Ping値が低いネット回線一覧
Ping値は住んでいるエリアだけでなく、契約しているネット回線によっても大きく変わってきます。
基本的にPingは通信元(自宅など)からサーバーまでの応答時間です。
そのため、途中の経路であるプロバイダ側のバックボーンがしっかりしていないとPingが大きくなってしまいます。
Ping値が低い回線の選び方
- 基本的には独自回線系の光回線を選ぶ
NURO光、auひかり、eo光、コミュファ光など - 独自回線系がエリア外の場合、IPoE(IPv6)接続対応回線を選ぶ
ドコモ光、ソフトバンク光、OCN 光など
回線 | 平均Ping値 |
---|---|
NURO光 | 12.54ms |
auひかり | 20.23ms |
ソフトバンク光 | 17.93ms |
ドコモ光 | 21.17ms |
eo光
※関西限定 | 18.15ms |
コミュファ光
※東海地方限定 | 16.86ms |
基本的にお勧めはNURO光やauひかり、eo光、コミュファ光などの独自回線系です。
NTTのネットワークに依存せず独自のネットワーク網を整備しているため、混雑ポイントが存在しません。
仮にユーザーのトラフィックが急激に増えたとしても、独自で帯域を拡張できるため、常に安定した速度で通信が可能です。
ただ、これらの回線は提供エリアが狭く、利用できない場合があります。
特にマンションなどの集合住宅では、仮に提供エリアでも、設備が入っていないと使えません。
その場合、IPoE(IPv6)接続に対応した光コラボを選びましょう。
次世代の接続方式に対応しているため、混雑ポイントを避けて通信が可能です。
※ドコモ光、ソフトバンク光、OCN 光など
また、VNEと呼ばれる接続事業者が独自に帯域を確保しているため、速度面ではかなり有利と言えます。
関連記事
おまけ:筆者のApexプレイ環境について
参考程度に筆者のプレイ環境についても触れておきます。
普段使いはPS4、回線はSo-net光と契約しています。
通信速度はかなり余裕があるので置いておくとして、Ping値に関しては試合中で30msを越えることはほとんどありません。(※シーズン8以降多少乱れてます。)
なので、環境的には全く問題ないと言っても良いと思います。
ちなみに住んでいる場所は東京都内です。なので、都内に住んでいる人は1つの目安として参考にしてみると良いかもしれません。
Ping値が高くなってしまうときの改善法5選
最後に「思った以上にPing値が高いんだけど…。」という人向けに、Ping値を低くする方法を紹介していきます。
できることは色々ありますので、自分ができることから試してみて下さい。
方法1:無線の人は有線に切り替える
1つ目は無線でプレイしている人向けの改善法です。
言わずとしれたことではありますが、無線でApexをプレイしている人は有線接続に切り替えましょう。
無線の接続はかなり不安定なので、仮にデータセンター上で良い数値が出ていたとしても、実際のプレイ中に数値が大きく乱れてしまうことがあります。
なので、「家の環境的にどうしても無理…。」という人以外は、有線での接続をオススメします。
現在は10m越えのLANケーブルもかなり安く手に入る(Amazonで1,000円前後)ので、「1階と2階で分かれている。」という人でも頑張って接続してみてください。
なお、LANケーブルは形やカテゴリによって若干性能が異なってきます。詳しくは以下記事で解説していますので、これを機に有線にしようと考えている人は合わせてチェックしてみてください。
方法2:無線でしかできない人は5GHz帯を利用する
続いても無線でプレイしている人向けの改善法です。
「どうしても無線でしかプレイができない…。」という人は、利用する周波数帯を切り替えることで多少は安定感を増すことができます。
周波数帯には2.4GHz/5GHzの2つがあるのですが、オススメなのは5GHz帯です。
特徴として、2.4GHzは障害物には強いが干渉が多い、5GHzはその逆(障害物には弱いが干渉が少ない)と覚えておくと良いと思います。
どちらの周波数帯を利用するかは簡単に切り替えることが可能なので、現在2.4GHz帯を利用している人は切り替えてみて下さい。
方法3:ルーターがイマイチな人や古い人は買い替える
3つ目は使用しているルーターに関してです。ルーターは「スペック」と「期間」が重要になってきます。
まずスペックについては、有線のLANポートが1Gbpsに対応しているか、無線の規格がIEEE802.11ac(Wi-Fi5)以上に対応しているかをチェックしてみてください。
基準としてはかなり甘めですが、この2点だけクリアしていればスペック的には十分だと思います。
どちらかと言うと問題になりやすいのは、利用期間の方です。ルーターの寿命については諸説ありますが、1つの基準として5年前後を目途に買い替えをすることをオススメします。
ちなみに新しく買うルーターは、ゲーミングルーターである必要はありません。
市販で売られているルーター(NECやBuffalo、TP-Linkなど)でスペック的には十分なので、予算と相談しつつルーターを探してみて下さい。
方法4:NTT系の回線を利用している人は接続方式を変える
4つ目はNTT系の回線を利用している人向けです。NTT系の回線を利用している人は、IPv6(IPoE接続)を利用できているかどうかを確認してみてください。
確認は、契約しているプロバイダに合わせて各サイトから行えます。
- OCN、ぷらら、DTI(一部時期のみ):v6アルファの確認
- ソフトバンク:IPv6高速ハイブリッドの確認
- BIGLOBE:IPv6オプションの確認
- IIJmio:IPv6の接続確認
- その他のプロバイダ:v6プラスの接続確認
サイトによっても異なりますが、IPv6接続(IPoE接続)が出来ていればOKです。
もしIPv4接続になっていたり、PPPoE接続になっていたりする人は、プロバイダに申し込みをしてIPv6接続ができるように切り替えてもらいましょう(基本無料でできます)。
「自分がNTTの回線かどうかわからない…。」という人はレンタルしている機器に、「NTT」のログマークがあるかどうかで判断できます。
なお、IPv6(IPoE接続)を利用するにあたって注意しなくてはいけない点もあります。
その点については、以下記事で詳しく解説していますので、「これからIPv6の申し込みを検討している!」という人は、合わせてチェックしてみてください。
光回線 | IPoEサービス名称 |
---|---|
GMO × ドコモ光 | v6プラス |
OCN インターネット × ドコモ光 | OCN IPv6インターネット接続(IPoE) |
So-net光 | v6プラス |
ソフトバンク光 | IPv6高速ハイブリット |
ビッグローブ光 | IPv6オプション |
なお、以下の動画でIPv6のことを詳しく解説しているので併せて参考にしてください。
方法5:ネット回線を切り替える
最後の方法がネット回線の切り替えです。
やはり大元のネット回線がイマイチだと、どうやってもPing値は悪くなってしまうので、ネット回線のチェックも必須になってきます。
「イマイチな回線ってどれ?」という人向けに簡単にまとめると、少なくとも以下の回線群はイマイチな可能性が高いです。(絶対ではないです。)
- CATV回線:jcom、イッツコム、ベイコムなど
- ADSL回線:Yahoo!BB、フレッツ
- マンション回線:レオネット、D.U-netなど
- モバイルWi-Fi:WiMAX、○○Wi-Fiシリーズ(限界突破Wi-Fiなど)
- ホームルーター:WiMAX、ソフトバンクエアーなど
これらの回線を利用していてラグに困っている人は、回線の切り替えを検討した方がよいでしょう。
特に意外と利用者が多いモバイルWi-Fi・ホームルーター系の回線は安定性が極端に低く、おそらくほとんどの人が快適にプレイできないと思います。
Apexには向かないので、しっかりと光回線を契約すると良いでしょう。個人的にオススメなのは以下の回線です。
回線 | 平均Ping値 |
---|---|
NURO光 | 12.54ms |
auひかり | 20.23ms |
ソフトバンク光 | 17.93ms |
ドコモ光 | 21.17ms |
eo光
※関西限定 | 18.15ms |
コミュファ光
※東海地方限定 | 16.86ms |
中でもオススメなのは「NURO光」「auひかり」「電力回線(eo光、コミュファ光など)」です。
これらの回線はNTTの配線網ではなく、独自の配線網を利用してインターネットに接続しているため混雑が起きづらく、高速で安定した通信ができます。
なので、対応している人はこれらの回線を第一候補に考えると良いでしょう。
※関連記事
auひかりの速度にまつわる嘘!IPv6が速い?プロバイダはどれも同じ?
それに次いでオススメなのが、IPv6接続(IPoE IPv4 over IPv6)を採用した光コラボ回線です。
いわゆる「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などがこれに当たるのですが、これらの回線でもApexを十分快適にプレイすることはできます。
この辺りは携帯のセット割等色々決め方があると思いますので、自分の環境に合わせて選んでみると良いでしょう。
なお、なぜイマイチな回線がダメなのか、光回線が良いのかなどは以下記事で詳しく解説しているので、回線の切り替えを検討している人はチェックしてみてください。
Ping値の改善については、以上5つの方法を試してみると良いでしょう。
「どれを試したら良いか分からない…。」という人は、とりあえずネット回線をチェックしてみることをオススメします。
と言うのも、大元のネット回線が悪いとルーターやLANケーブルなどを良くしたとしても効果がなく無駄におわってしまう可能性が高いからです。
なので、まずはネット回線が良いか悪いかを判断して、悪ければ切り替え、良ければその他の方法を試していくといった感じが良いと思います。
自分の環境に合わせて対応してみてください。
おまけ:Apexのパケットロスについて
最後におまけとして、Ping値に合わせて確認できる「パケットロス」についても簡単に解説していきます。
パケットロスとは、やり取りされているデータが何かしらの事情でロスしてしまう現象です。
「データがなくなってしまう」ということは、コントローラーもしくはキーボード&マウス操作したはずの動作がゲームに反映されないということになります。
症状としては、ラグよりも厄介です。
改善法は様々あるのですが、一般的にPing値とパケットロスは比例関係になっていることが多いので、Ping値を改善することでパケットロスが減ることは十分に考えられます。
なのでパケットロスで困っている人も、とりあえずこの記事内で紹介した方法を試してみると良いです。
「どうしてもパケットロスが改善されない…。」という人は、以下記事でApexのパケットロスに特化した記事を書いているのでその記事も合わせてチェックしてみて下さい。
まとめ:ApexのPing値について
このページではApexのPing値についてまとめました。
オンラインゲームでは一番重要になる数値と言っても過言ではないPing値ですが、Apexでももちろん重要な意味を持っています。
ラグの大きな原因になるので、しっかりと数値を確認して改善するようにしましょう。
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